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囲炉裏で和の心を感じよう~道具編Part2~

囲炉裏で和の心を感じよう〜道具編Part2〜

囲炉裏を使うには、様々な道具を用意することが必要です。特に囲炉裏が調理機能を果たすためには、私たちが普段使うようなお鍋などではなく、囲炉裏用の鍋などを用意する必要があるでしょう。今回は調理道具を中心にご紹介する道具編第2弾です。

火消し壷(ひけしつぼ)

その名の通り、木炭などの火を消すための壺のことです。蓋を閉めて密閉することによって酸素が遮断され、火が消える仕組みです。陶器製・金属製・石造のものがありました。火が消えた後の炭はまた取り出して火鉢などで使えたそうです。設置場所としては囲炉裏の灰に埋めて使われることが多かったようですね。
この火消し壺自体は、バーベキューをするために持っている人や使ったことがある人もいるのではないでしょうか。今はスタイリッシュな火消し壺も多く売られていますが、できれば囲炉裏用の和の趣がある火消し壺を使いたいですね。

五徳(ごとく)※北陸地方では金輪(かなわ)と呼ばれる

ここからは主に調理にまつわる道具のご紹介です。
まずは、もはや設備の一部とも言えるかもしれない五徳。鉄などでできた、金属製で円形をした台です。3本の脚で支えられています。用途は、鉄瓶や鍋などを乗せて煮炊きしたり、上部に網を乗せ、焼き物をしたりすることです。お鍋や鉄瓶は自在鉤に吊るして煮炊きすることもありますね。地方により、自在鉤のみを使うところ、五徳のみを使うところ、併用するところがあったようです。北陸地方で呼ばれる金輪は、五徳より大きな輪がついていて、自在鉤で吊るせないくらい大きなお鍋を乗せるためのものです。大きなお鍋の時は、自在鉤に吊るすと危ないという理由もありました。 この五徳、元々は桃山時代に千利休の元で茶釜を作っていた釜師によって作られたものだそうです。

渡し(わたし)

太い金属でできた格子状のものに、脚と柄を取り付けた道具です。横に長いものや、火元を囲むよう扇状になっているものが多いです。どのように使うかというと、お餅やお団子、おにぎりなどを焼くのです。渡しの下に薪や木炭を灰かきや火箸で運んだり、柄を持って渡しを火元に運んだりします。

囲炉裏鍋(いろりなべ)

囲炉裏に適した、鋳物の鉄鍋です。現代のお鍋は、左右に取手が付いているものがほとんどですよね。囲炉裏鍋は自在鉤に吊るして使えるよう鉄製の蔓(つる)が付いており、その蔓を自在鉤にひっかけるのです。また現在の鍋は底が平たいものですが、囲炉裏鍋は五徳に乗せやすいよう丸い底をしています。そこに木の蓋をして使っていました。

鉄瓶(てつびん)

囲炉裏鍋が吊り下げて使える鉄鍋ならば、鉄瓶は吊り下げて使える鋳物の鉄やかんです。鉄瓶といえば南部鉄瓶が有名ですが、非常に高価なものですね。囲炉裏といえば鉄瓶が吊り下げられているイメージがすぐに浮かぶように、囲炉裏とは切っても切れない関係と言えそうです。 昔は当然生活の重要な一部として使われていたわけですが、便利なものに慣れた現代人にとっては少々扱いにくい商品かもしれません。なぜなら鉄瓶は非常に重く、非常に錆びやすいからです。今は軽量化された上に、錆びない、焦げ付かない素材がたくさんありますから、普段使いとしては使いにくいと感じてしまうでしょう。とは言え、囲炉裏のある生活を始めようと思っている人に対して、鉄瓶の代わりにステンレスのやかんを使うという選択肢はお勧めできません。日本古来の技術とデザインで作られた鉄瓶にはやはり、他にはない日本の美しさを感じられるからです。また使い続けるほどに味が出てくることも鉄瓶の魅力と言えるでしょう。 それでも普段使いには難しいという場合は、デザイン性を重視した鉄瓶を選び、装飾として楽しむのも手ですよ。

最後に

日々囲炉裏を使って調理をするのは現実的ではありませんが、ガスコンロやIHコンロで調理したものを囲炉裏で温めながら、家族で囲炉裏を囲んで食事をすることなら可能でしょう。日本の伝統を感じながら、より良い家族団欒の時間を過ごせると良いですね。ただし、木炭を室内で燃やしますから、密閉性の高い現代の家屋においては一酸化炭素中毒に十分注意!しっかり換気することはお忘れなく。   囲炉裏で和の心を感じよう〜基本知識編〜 囲炉裏で和の心を感じよう〜道具編Part1〜 なぜ? 炉開きは、旧暦亥の月の最初の亥の日なの?  ]]>

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