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二十四節気「大雪」 冬はつとめて。雪の降りたるは

 

二十四節気「大雪(たいせつ)」

こんにちは。

今日は大雪、いよいよ本格的な冬がやってきます。
冬三か月の真ん中にあたるため、「中冬」ともいいます。

「この頃は天気も定まらず、寒気も積り、雪となる」という意味で、「大雪」が過ぎると急に冬らしくなるといわれています。
寒さは日ごとに増していき、晴れの日の朝夕は真っ白な雪が降り、「南天」や「青木」の実が赤く色づきます。
ちなみに、「青木」は日本の特産で、1783年に初めて英国に移植され、世界各国に広がりました。

 

清少納言の「春はあけぼの」

日本に四季があって本当によかったですね。

「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際すこしあかりて紫だちたる雲の細くたなびきたる。

夏は夜。月の頃はさらなり、闇もなほ、ほたるの多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。

秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いと近こうなりたるに、鳥のねどころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛びいそぐさへあはれなり。
まいて、雁などのつらねたるが、いとちひさく見ゆるは、いとをかし。日入りはてて、風の音、蟲のねなど、はたいふべきにあらず。

冬はつとめて。雪の降りたるは、いそべきにもあらず。霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭もてわたるも、い    とつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびてもてゆけば、火桶の火も白き灰がちになりてわろし。」

(枕草子 清少納言)

冬は早朝がいいですね。
雪が降った朝は言うまでもなく、霜がとても白くなっているのも、またそうでなくてもとても寒いときに、火を急いでおこして、炭をもってくるのも、とても冬の朝にふさわしいです。
昼になって、だんだん暖かくなったときに、火桶の炭火も白い灰になっているのは見た目がよくない。

と清少納言は言ってますよ。

和の心 枕草子

 

ありがとうございます。

晴天の寒い日に、舞うようにちらつく雪を「風花」といいます。
遠方の山に雪が降ると、軽い雪が風に流されて青空の下で降ることで、風が強く寒い日によく見られます。

月が少し丸くなってきたといっては心騒ぎ、咲き始めた花に季節を愛で、鳥の声に聞き入り、春めいてきたといっては心踊り、寒くなってきたから雪が待ち遠しい。
そうしたささやかですが確かな喜び。

日々忙しさを増す暮らしの中で忘れてしまいがちですが、私たちはまだまだそうした楽しみを喜ぶ気持ちを失ってはいけないですね。

 

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
日本って、やっぱり素敵ですね。

(2013.12.07 再編成)
(写真:今年の浄住寺の雪の日)

 

参考
「節気」とは

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