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三の酉まである年は、火事が多い?!その理由とは?!


(絵:葛飾応為 「吉原格子先之図」太田記念美術館 所蔵 )

 

三の酉は火事が多い

 

こんにちは、向島芸者の千景です(*^-^*)

 

いよいよ明日の30日は、今年最後の「三の酉」の日です☆

みなさんは足を運ばれましたか?

 

三の酉まである年は、火事が多いという俗説があります。

 

これにはいろんな説があるそうですが…

 

 

吉原が原因?

 

実は、今でも一番多くの出店で賑わう浅草の鷲神社の近くに、あの「新吉原」があったことが関係しているそうです!!

 

酉の市の日には、通常は閉ざされている新吉原の大門以外の門も開けて遊客を呼び入れたといわれたといわれていて…

 

つまり、酉の市に行ってきますといいながら吉原に遊びに行く殿方が沢山いたということです(笑)

 

そこで妻達は「月に3度も吉原通いされては たまったものじゃない!」と。

 

「三の酉の日は火事が多く、まっすぐ家に帰るように」と旦那たちに話したんだという説があるということでした(笑)

 

 

吉原は文化の発信地

 

そんな吉原遊郭ですが単に男の遊び場としてだけでなく文化の発信地としての一面も持っていました。

 

遊女を描いた美人画が人気を博したり遊女の髪型が町娘の間でブームになったり。
また現在でも日本舞踊や歌舞伎などで花魁や吉原を舞台にしたものも多く…

 

また小説では樋口一葉の「たけくらべ」や絵画では先日NHKでもドラマ化され話題の天才絵師・葛飾北斎の娘。
“応為(おうい)”の《吉原格子先之図》など吉原から生まれた文化が沢山あることも事実です…!!

 

文化サロン的な役割も持っていた吉原、次回からはそんな吉原のお話が続きます♪

 

 

 

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