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今日は、二十四節季の「小暑(しょうしょ)」で「七夕」

 

 

「小暑」で「七夕」の今日

こんにちは。

今日は、「小暑」で「七夕」の日。

日本列島を雨雲が覆い、豪雨が数日続いている今日この頃ですが、みなさまは被害なくお過ごしでしょうか。

そんな雨の今日ですが、小暑とは、まさに文字の通り、暑さが小さいということ、そして、これから夏本番を迎えるよ、ということですね。

週明けには、真夏日が訪れそう。

そのころには、ミンミンゼミやアブラゼミが夏の訪れを告げ、元気に朝から鳴くのでしょうね。

また、温かい風が吹き、蓮の花が咲き、鷹の子供が鳴き方を覚えるのも小暑の頃と言われています。

 

 

温風至(あつかぜいたる) 七十二候

あつい風が吹いてくる季節です。

現在では「温風」というと、暖房器具などから出てくるあたたかい風になると思いますが、本来は、梅雨明けのころに吹く南風をさしました。

梅雨の湿気も伴って、蒸し暑くなってくる時期です。

ところで、梅雨入りのころに吹く南風を、「黒南風(くろはえ)」、中ごろは「荒南風(あらはえ)」、そして、梅雨明けのころは「白南風(しらはえ)」と呼びます。

そろそろ、風に白い色を感じるころではないでしょうか。

ちなみに、黒、白は雲の色から呼ばれているそうです。

なるほど!

 

星合(ほしあい)の空

七夕の夜、牽牛(けんぎゅう)と織女(しょくじょ)が逢うことを「星合」といいます。

牽牛はわし座のアルタイル、織女はこと座のベガの漢名です。

和名は彦星と織姫。

伝説によると、織姫は天帝(天の神)の娘ということですから、彦星より高いところで輝いています。

旧暦七月七日は、ちょうど天の川が天の中心にかかるころ。

二星の逢瀬がドラマチックに見えたことでしょう。

ちなみに今年の旧暦の七月七日、七夕の日は八月十七日です。

この日を楽しみにしませんか。

 

 

小鷺(こさぎ)

七夕の夜、「鵲(かささぎ)」が翼を広げて天の川に橋をかけたという伝説がありますが、現在、鵲と呼ばれている鳥は、昔は日本にいませんでした。

「笠鷺」と書いた例もあるので、小鷺が繁殖期に出す冠羽や飾り羽を見立てたのではないかともいわれています。

ちなみに、真っ白な鷺は「大鷺(おおさぎ)」中鷺(ちゅうさぎ)」「小鷺」に分けられます。

その中で一年中に、日本にいるのは小鷺だけ、あとは夏鳥です。

 

ありがとうございます。

長雨の豪雨は、各地で土砂災害などをもたらしています。

自然の力とは、かくもすごいものだと、地震の時と同じく肝に銘じて過ごさなければなりませんね。

 

朝顔がつるを出して、ぐんぐん成長するころです。

この朝顔、奈良時代末期、中国から薬用として渡来したそうです。

ですから「万葉集」などに登場する「朝顔」は、今の朝顔と違います。

中国名は「牽牛(けんご)」。

ここから日本人は、織姫のことを「朝顔姫」とも呼びました。

知らなかった!

 

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

今日一日のことを書くだけでも知らないことがたくさん、だから日本は素敵ですね。

 

参考
今宵は七夕さま
色の話で納得する5つのもの
「紙縒(こより)」ご存知ですか

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