昨日は正月事始めの日
正月事始め
こんにちは。
昨日(12月13日)は事始めの日でした。
?と思う方も多いと思いますが、年を越すために少しずつ準備をはじめる日です。
七十二候では「熊蟄穴(熊穴に蟄る、くまあなにこもる)」
熊が冬眠のために掘った穴にもぐり込む頃です。
冬の寒さもまだまだ序の口、これから寒さが続いていきますね。
ありがとうを世界中に
Arigato all over the World
事始めはなにするの
事始めの「事」とは何でしょうか。
事は「物事」のことで物事を始めるという意味ですね。
始めるとは準備することにもつながりますから、正月の準備を始める日となります。
事始めの事には物だけでなく「神様」という意味もあります。
12月13日は「鬼宿日(きしゅくにち)」といわれ、結婚式を行う以外は吉とされています。
なのでこの日から物事を始めることが良いとされていたのですね。
正月事始めの12月13日は、1月1日の元旦を迎えるための準備を始める日とされてきたのです。
そう、年を越すための準備を始める日なのですね。
それではどんなことをするのでしょうか。
先ずは「煤払い」。
昨日もテレビでお寺の煤払いの映像が写されていましたね。
1年の汚れを落として歳神さまをお迎えする儀式でもあります。
昔はお店でも煤払いを行い、綺麗になったら店主を胴上げしてお祝いの宴を開いたといわれます。
綺麗になればなるほど、歳神さまが多くの福をくださると信じられていました。
2つ目は「松迎え」
もう現代では使われない言葉になりましたね。
「松迎え」は歳神さまをお迎えする門松やおせちを作るときの薪を採りに行く日のです。
今では門松の松を採りに行ったり、かまどで火を焚くことが無くなったので松を用意することはありませんが、昔はとても大切なことだったのですね。
3つ目は「年男」です。
年男と言うとこの年の干支が同じ人を思いますが、この年男とは先頭を切って正月準備を行いみんなを仕切る家長の事でした。
そう、各お家の家長が「年男」だったのです。
でもだんだんと年男の役割がとても大変なので、若い長男や奉公人の長だったりと若い人が年男の役を引き受けるようになってきました。
現代ではお母さんが「年男」ですね(笑)
(枇杷の花)
広田千悦子さんのお話しから
人間の世界ではそろそろ年末年始を迎えるための準備が始まって、忙しさのあまり、冬眠する動物をうらやましいと思っている方もいらっしゃるのではないですか。
寒空でも季節の動きはどこかにあるはず。
アンテナを伸ばしてみると枇杷の木に目が止まりました。
葉が集まっているところにごわごわとしたものが付いていたからです。
なんだろうと思って近づくと花でした。
6月頃に実を付ける枇杷がこんな寒い時期に花を咲かせていたとは知りませんでした。
背伸びをして手を伸ばして枝をくいっとひっぱり、花の香りを嗅いでみると、枇杷の種で作った種酒の甘い香りとそっくり。
茶色のごわごわとしたものに包まれて、あまりスマートな花ではありません。
遠くから見たら花だと気づかない方もいらっしゃるでしょう。
でも、寒さの中でじっと見ているうちに純白の花の周りに付いているそのごわごわとした茶色のものが、花を寒さから守る紳士のコートに見えてきました。
(文:くらしを楽しむ七十二候、広田千悦子)
ありがとうございます
今年もあっという間に過ぎていきました。
皆さまはどんな1年でしたか?ってまだ早いですね。
やり残してしまったことなどまだまだできますよ。
悔いのない1年となりますように楽しみましょうね。
いつも最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
さてと煤払いをしよっと。
この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.
#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld