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日本の香り 世界に誇る文化ですね

 

世界に誇る香りの文化と香道

日曜日は、浄住寺で日本の香り文化体験でした。

 

日曜日は、香工房「沙羅双樹」の林みどり先生にお越しいただき、香の歴史を学び聞香を体験しました。

香道で使用する香木は「沈香(じんこう)」という東南アジア原産の地中で樹脂が熟成して出来上がった木を使用します。

そこ香木が産出されるのが六つの国(りっこく)で、香り(味)は五種の味がうまく調和したものといわれます。

六国とは

伽羅(きゃら)・羅国(らこく)・真南蛮(まなばん)・真那賀(まなか)・佐曾羅(さそら)・寸門多羅(すもたら)の6種。

五味とは

甘(かん)・酸(さん)・辛(しん)・苦(く)・鹹(かん)です。

今日は、香をお楽しみください。

 

日本にも古代より、世界に誇る香りの文化があります

 

世界各地には香りを楽しむ文化があります。

西洋では香水の文化は古くから発展してきました。

日本でも人気の「アロマテラピー」は、20世紀になってフランスの香料の研究家が発表した「芳香療法」です。

独特の香りのする精油や香木を用いて癒しやリラクゼーションを求める療法で、女性を中心にして日本にも普及してきました。

このアロマテラピーは、フランスから始まった西洋の文化。

香水も中世の西洋で始まった文化ですが、日本にも古代より、世界に誇る香りの文化があります。

 

 

淡路島に大きな香木が漂着しました

 

『日本書紀』には推古天皇時代に、淡路島に一抱えある大きな香木が漂着し、島人が天皇に献上したと記されています。

飛鳥時代には、仏教とともにお香が大陸から伝わり、仏教儀礼として仏前で焚く習慣が始まりました。

当時は主に仏前を清めて邪気を払う香として用いられていたようです。

平安時代になると、香料を複雑に練り合わせて香気を楽しむ「薫物」が盛んに行われてるようになります。

貴族たちは自分で調合した香を炭火でくゆらせて、部屋や衣服への香りを移して楽しんでいました。

またこの時代は高貴な女性たちは、髪の毛を長く伸ばしていたので、頭皮の臭いを隠すためと、汗を吸い込んで悪臭を放つようになった着物の臭いを消すために、お香を焚きしめたのです。

 

お香は道となっていきます

 

禅宗が広まった鎌倉時代には、一本の香木と向き合うようにお香を焚いて香りをきわめようとする精神性が尊ばれるようになります。

この頃に、香木の香りを繊細に鑑賞する「聞香」の方法が生まれました。

江戸時代になると、貴族や武士だけでなく、経済力のある町人の間でもお香を楽しむ文化が普及していきます。

そして茶道や香道と肩を並べる「香道」が確立されます。

香を焚いて味わいを鑑賞する日本独自の優雅な芸道がここに生まれます。

そして組香などのさまざまな作法が定められていきます。

お香は「道」となり、日本人の精神世界に深く根を張ることになりました。

 

 

香りへのこだわりが強い日本人

 

また、この頃の日本人は香りへのこだわりが強く、着物に香を焚きしめることは常識であったといいます。

また女性は匂い袋という、香料を入れた小さな布袋を常に身につけていました。

現在は、香道のいくつかの流派があって、それぞれが作法を受け継いでいます。

日本の香道では、香の香りの種類を知っていて、かぎ分けられてるということは教養であり感性が豊かである証でありました。

いまでも香道をたしなむ人は少なくないですね。

 

香を楽しむ日本人

 

この香道は芸術の域にまで昇華されていますが、一般庶民も現代では気軽にお香を楽しむことが出来ます。

仏前に供えるお線香だけでなく、部屋に焚いてリラクゼーションとするお香も様々な種類が出まわっています。

また香り袋、匂い袋をバッグや服に偲ばせて匂いを楽しんだり、タンスや衣料箱に入れて香りを移したりといったことをしている人も多いです。

仏前に供えるお線香も、宗教的な意味合いだけでなく、日本人には心を鎮めて落ち着かせ、リラックスさせる効果があります。

近代になってから西洋の香水が海外から入ってきましたが、日本では古代からこのように独特の香りの文化を持っていたので、それほど西洋の香水にふりまわされてはいないのでは。

日本人は元来、香りに敏感な国民性で、古来より身を清潔に保って、臭わないことが大事なこととされてきました。

清潔を尊び、悪臭を嫌ってきたのは、世界でも日本の優れたところです。

そこで海外の人に比べて体臭もないといわれます。

 

ありがとうございます。

 

昔から神さまの前で祈るときは、「禊」といって身を清めることから始めましたし、仏教でも、からだを清める入浴は修行の一環でありました。

香りに敏感で香りを大切にしてきた日本人。

香りを聞く芸術「香道」があるのは、世界でも日本だけ。

日本人の精神性を追求する繊細さは、世界に誇ることができますね。

参考:本 「身につけよう!日本人のおもてなしの心

 

香を学んで昔の貴族がそうであったように、自分の練香を作りたくなりました。

決して強い香ではなく、ほのかに甘く香る自分だけの香り!

そんな贅沢な遊びをしたいですね。

日本には多くの「道」がありますが、平安の時代からたしなまれてきた「道」は少ないのでは。

「道」を学ぶとき、非日常ではなく、是非とも日常的に学んでいくと、とっても楽しいと思います。

 

やっぱり、日本の文化は素敵ですね。

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

 

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