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紋様と日本人の遊び心  家紋はご存知ですか?

 

我が家の家紋は「四つ菱」

 

こんにちは。

みなさまは、我が家の「紋」をご存知ですか?

我が家は「四つ菱」「葉室菱」です。

家紋をご存知ない方は、是非ともお墓に行ってみてください。

お墓には必ず紋が入っていますよ。

 

紋様と日本人の遊び心

 

「日本人ほどモノに名前を付けることが好きな民族はいない。」

長い歴史によって紡ぎだされた各種の紋様を見ていると、きっと誰もがそんなふうに思うことでしょう。

たとえば、六角形から構成された図案を亀の甲羅に見立てた紋様は『亀甲文(きっこうもん)』とよびます。

そして、この亀甲文をを重ねて描いた場合は「二重亀甲文」とは呼ばずに、親亀に小亀が乗ったイメージから『子持亀甲文』と呼ぶのです。

 

さらに、驚くことに各種の縞模様は、英語ならどれもみんな「ストライプ(stripe)」とひと言で片付けてしまうのに対して、日本ではその縞模様からイメージするものの名前を付けているのです。

たとえば、太い縦線を並べて描いたものは、牛蒡が並んでいるように見えるので『牛蒡縞文(ごぼうじまもん)』。

中心から両端にだんだん太くなる縞は、滝の流れのように見えるので『両滝縞文』。

太い線の横に細い線が添えられていれば、親子のように見えるので『子持ち縞文』といった感じです。

植物の文様には、よく知られた名称ではなく、別称がわざわざ付けられたりします。

たとえば、タンポポは、「蒲公英」の文字が当てられますが、花の開いた様子が鼓に似ていることと、音楽の音色には神仏を呼び、魔を祓う力があることから、縁起を担いで、文様では『鼓草文』と呼ばれることがあります。

呼び名にも現れる日本人の心を感じながら、文様の知識を深めてみるのもおもしろいものです。

 

 

役者文様

役者文様は、役者の名前をもとに洒落や語呂合わせからつくられた文様のことで、紋よりも気軽に使うことができるものです。

そのため、役者の楽屋着や舞台衣装、あるいは贔屓筋に配る手拭いなどの文様に使われました。

人気のある役者の役者文様は、庶民の間でも流行し、浴衣、着物、小物にも使われました。

また、各々の役者はその流派や家を表す「定紋」があり、これらの紋は縁起や故事にちなんだものも多いことから、屋号に使われることもありました。

屋号は、武士以外は名字を持つことが許されなかった時代に、名字に変わるものとされた通称です。

いまでも歌舞伎では、「成田屋」「音羽屋」など各役者の屋号の掛け声が客席からかけられます。

 

 

私が持っている紋は、四代目鴈治郎さんの紋「イ菱」です。

参考:開運! 日本の伝統文様  藤依里子 著

 

ありがとうございます。

 

家の紋は家紋。

これから広げたいのが、私の紋「My家紋」。

先日、嵐山の祐斎さんに私だけの紋を作ってもらいました。

 

 

日輪藤に葉室菱。

菱の形状は、 専門的には、のぞき紋。

この形状は、 ひかえめ、 粋、 これから昇る、 はじまる。、などの意味を持っています(o^^o)

 日輪藤の日輪は、 和の原点(o^^o)

 

嬉しいMy家紋。

みなさまもいかがですか。

この紋からいろいろなものを、私だけのものを作っていきませんか。

 

やっぱり日本の文化は楽しいですね。

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

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