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日本語は人を幸せにするためにあるもの いつまでも大切にしたいです

 

カタカナについていけない

こんにちは。

大型で非常に強い台風24号が接近しています。
みなさま、大丈夫ですか。
今年は本当に自然災害の多いこと。
昔々の日本の人たちならきっと神さまにお祈りをいっぱいしたことでしょうね。
そんな時代ではないから、テレビで台風情報をながめているだけ。

日本の文化が大きく変わってしまった現代。
今日の産経新聞の「産経抄」に日本語とカタカナ語のことが書かれていました。

 

産経抄より

神奈川県のある市役所で係長を「チーフ」と呼ぶことになった。
20年ほど前である。
世評はあまり芳しくなかった。
「いつからレストランになったんだ」。
非難が殺到したとの挿話を、井上ひさしさんが「にほん語観察ノート」に書き留めている。

今思えば、さほどに騒ぐことでもない。
コンビニエンスストアーよりコンビニが耳になじみ、アニメーションを縮めたアニメは「日本製の動画」を指す言葉として、英語の辞書にも載っている。
「日本語は胃袋が強い」と書いたのは、英文学者の柳瀬尚紀さんだった。

右手に箸、左手にフォークのおおらかさは日本語の実質として、世界から千客万来の東京五輪が近いせいか、お役所の外来語だのみには見境がない。
訪日外国人旅行を指す「インバウンド」や共同事業体を表す「コンソーシアム」に、かゆみを覚えた人は多かろう。

官公庁が使うカタカナ語に、「分からない」と答えた人が5割を超えた。
国語に関する世論調査の結果である。
意見公募で済むものを、「パブリックコメント」に言い換える手間は惜しまないらしい。
略語の「パブコメ」を訳知り顔で使う鼻持ちならなぬ官僚も多い。

徳川夢声は終戦直後の日記に書いた。
「床の間が無くても生きてはいけよう、だがそれでは吾々が考えている日本人の生活ではない」。
日本人のアイデンティティー(同一性)と書かれるより腹に落ちる。
日本語を端的に使いこなす方が、社会も滑らかに回ろうに。

いかに時代が流れても、ろくな身体検査もせずに舶来の言葉を受け入れるのは考えものである。
何が必要で何が不要か。
消化薬を飲みカタカナ語を整理する時代だろう。
日本語の胃袋は強くても、このままではこちらの記憶の引き出しがもたない。

 

言葉は大切なもの、文字も

そうなんです、よくわからないカタカナ語が多くて困っています。
困っているのは私だけ?

日本語ってその言葉だけで意味がたくさん含まれています。
「A」はAでしかないですが、「あ」には多くの古からの意味がたくさん含まれています
○か×でしかないものの考え方の言葉からは多くの意味を感じることはできませんが、日本の言葉、いにしえからの大和言葉には、一つの言葉に多くの意味が含まれています。
意味だけでなく、その人その人一人一人の感じ方などによって大きく意味を変えるかもしれません。
そんな言葉を何故大切にしないのでしょうね。

もちろん外来語は古くから日本に、奈良時代や平安時代から入ってきています。
でも、それらの外来語は日本的に改めた言葉になっていってるのではと思います。
これだけ世界が身近になり小さくなってしまっているので外来語とは言わずに、誰もが使える地球語かもしれませんね。

 

ありがとうございます。

言葉とはとてもとても大切なものだと思います。
そこにはたくさんのたくさんの思いが詰まっているから。
文字にしても一緒です。
ひらがなで書くと、カタカナで書くと、漢字で書くと同じ文字でも違うかも。

言葉が集まると会話になります。
会話は人を追い詰めるものでも、勝つためでもありません。
素敵な言葉をたくさん使った会話は人を幸せにするためにあるのだと思います。

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
そんな言葉と会話を大切にしたいですね

 

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