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「和気」、のどかな春の気分ですね

 

日本語を大切にしなければ。

 

こんにちは。

先日、道明寺天満宮の南坊城宮司のとても学びの多いお話を伺いました。

「日本語の危機」のお話しがありました。

世界に類を見ない、とても素晴らしい日本語なのに。

もちろん、日本語も古から比べるとずっと変化してしまいました。

なにせ、100年ほど前、祖父の時代の達筆な草書の文が読めないですからね。

 

どんどん簡素化、簡略化、簡単にしていくのもいいかもしれませんが、文字には古来、ちゃんと意味があるからそれを大切にしていくことも必要ですね。

もっともっと学ばなければ。

 

さて、今日は、言葉をとっても大切にされる、私の大好きな広田千悦子さんの「ほんとうの「和」の話」のご本より、「和気」です。

 

和気にあふれる世界

 

「和気」とは、穏やかな気分・やわらいだ心・のどかな気分、春の気分ですね。

 

「和気あいあい」ということばの中で使われているように、伝わってくるのは、穏やかでありつつも気分はふくらんで、ちょっと高揚するような雰囲気です。

 

そんな「和の気」が広がっている場は、居心地もよさそう。

 

ピンと空気が張りつめた場に行けば緊張するように、人は誰しも、その場に広がっている雰囲気に影響を受けて暮らしているものです。

以前はそういった空気に立ちこめる何かーー気配や雰囲気のようなものに、私たちはもう少し意識を向けて暮らしていたのかもしれません。

 

そういったことを、おろそかにする意図はなくても、かたちや結果、要領をあまりにもストイックに追求しすぎれば、目に見えないものはどうしえても置いてきぼりになりがちです。

ただ、それに気づいたらその時、はじめればいいだけの話。

 

心地よい場づくりに気持ちを向けて、ちょっとした声がけなど、小さな配慮を積み上げていくだけ。

どこでもあたたかな和気にあふれる世界をきっと構築できます。

(文:ほんとうの「和」の話 広田千悦子)

 

 


(絵:千代田大奥 御花見 楊洲周延, 明治27(1894)  国立国会図書館デジタルコレクション)

 

ありがとうございます。

 

「和気」 この時期にぴったりの言葉。

気持ちが穏やかになります。

 

最近、テレビやラジオから聞こえてくる言葉に、横文字が多いこと。

何度意味を聞いても覚えることができず困ってます。

横文字を並べると賢いと思ってるかのように、政治家もキャスターも〇〇先生も。

あーあ。

幕末の頃、福沢諭吉らは、あふれる横文字を造語として漢字にしました。

美術・技術・人格・演説・絶対・競争・健康・・・

音読みで、感性豊かに作りました。

こんな素晴らし感性を持つ、現代の先生方はいらっしゃらないのでしょうか。

私?無理かな。

GHQが日本語をローマ字にしたかったと聞きます。

戦後70年、GHQが手を下すことなく日本語がなくなってしまうかも。

 

大切な文化を残すように頑張らなくては。

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

 

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