ありがとうございます 近藤夏織子さん
近藤夏織子さんの「鬼伝説を談る」
こんにちは。
今日のありがとうは、寺内町処、プレオープン講座の近藤夏織子さん。
9月3日は、旧暦の7月16日『藪入り』です。
地獄の釜も開くと言われて、閻魔様も鬼達もお休みの日。
鬼のいぬ間に鬼のお話でした。
ありがとうを世界中に
Arigato all over the World
鬼の風態
かつての日本、小さな島国とは言え情報交換が困難な時代から日本全国 なぜか鬼の風態はよく似ていて身体が大きくてツノが有り 獣の腰巻をしている。
その存在は邪悪である場合が大半です。
しかし、本当はどうなのでしょう?
伝説は勝者が作ると言われるように戦いに敗れた武将だったのか?
異国の人間だったのか?
はたまた、神と崇められた者が鬼と化したのか?
嫉妬に狂った女だったのか?
ここ南河内にも鬼住村と言われた場所があり、今はその地名ではイメージが悪いと神ケ丘になったと言う場所があります。
今も鬼住橋と言う橋は残っているとのこと。
にほんのあらゆる所に伝わる鬼伝説。
そんな鬼にまつわるお話しを民俗学研究家の近藤夏織子さんに民話や夏織子さん自身の研究や調査からみる鬼とは何者なのか、また鬼に関わる祭りなどをお話し頂きました。
「薮入り」の由来
藪入り前日の1月15日、7月15日は、それぞれ小正月、お盆という重要な祭日です。
そこで、奉公先や嫁入り先の用事を済ませ、その翌日の16日は、実家の行事にも参加できるよう休みが与えられたようです。
現在のように定休日がなかった時代に、正月と盆の薮入りは、奉公人たちにとって大変貴重で待ち遠しい日でした。
薮入りの日、主人は奉公人に着物や小遣いを与え、親元に送り出します。
親元では親が首を長くして子どもの帰りを待っていて、親子水入らずのひとときを過ごしたのでしょう。
また、親元に帰れない者も芝居見物などに出かけ、年2回だけのお休みを楽しんでいました。
嬉しいことが重なった時「盆と正月が一緒に来たよう」といいますが、昔の奉公人には、この2つの薮入りは本当に楽しみだったに違いありません。
戦後、労働スタイルが変化し、日曜日などの定休日ができると藪入りはすたれましたが、藪入りの伝統は正月休み・盆休みの帰省として残っています。
(暮らしの歳時記より引用)
近藤夏織子さんプロフィール(民俗学研究者)
西日本の中心とした各地の古老から聞き取りを行い、消えゆく生活文化を記録(衣食住、祭祀、芸能など)、民俗学を通して国境を越えた基層文化を探求する。
また各地で、地域の民俗的象徴を採り入れた音楽朗読劇などの企画や脚本、朗読、演奏などにも取り組む。
2017年まで3年間限定で開催した宇陀市室生地区の「室生 天地人の祭」では総合プロデュースのほか、民俗学や神話の要素を盛り込んだオリジナル音楽舞踊劇の脚本、演出、作曲、演奏を手がける。
「大和高原文化の会」理事、「柳生さくら祭実行委員会」企画委員、「大和高原民俗文化研究団」代表
この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.
#ありがとうを世界中に
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