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ありがとうございます 西山史一さま

すてきなご縁に感謝

こんにちは。
今日のすてきなご縁は、西山史一さま
ふらっと美山のかやぶきの里へ出かけて行ったとき、一軒のお家が茅葺屋根の修理をされてました。
近づいて眺めているとヘルメットしながら入って行く方がいらっしゃったので、「聞きたいことがいっぱい!」という私はお声がけをしてしまいました。
お忙しい中、足をとめて私にいろいろと教えてくださったのが西山さまでした。
本当にありがとうございました。

ありがとうを世界中に
Arigato all over the World

 

 

 

西山さまのお話し

茅葺屋根にご興味をもっていただき、嬉しい限りです。
茅葺屋根は森から海までの自然の大きな循環や、日本の美しい景観をつくってきた象徴となる建築のあり方であり、屋根から降ろされた茅は田畑の肥料となり、おいしく安全なお米や野菜を育ててくれます。
また、材料となる茅は土壌に生えている間は、牛の飼料にもなり、豊かな生態系をつくり、強い土壌もつくり、地下水や土壌の浄化、空気の浄化もしてくれます。
これはC4植物のため、C3植物である一般的な木々や草花よりも高温乾燥した環境でも光合成を活発に行い温暖化対策にも貢献してくれる植物でもあります。

大嘗祭の大嘗宮では代々茅葺きとされてきましたが、前回の大嘗祭は残念ながら1300年ほどの伝統が崩され板葺きとなってしまいました。
秋篠宮様も数年前にかやぶきの里を訪れ、熱心に茅葺きについてご質問されていたようですが、なんらかの理由で、天智天皇、天武天皇、持統天皇の時代に確立された文化が途絶えてしまい、誠に残念な限りです。
次の大嘗祭では茅葺きの伝統を再生させたいと考えております。
茅葺きは伝統的な建築のあり方として世界的に観られ、本日同行していたフランス人の母親のご出身のマリにも伝統的な住居として茅葺屋根があります。
フランスやドイツ、イギリス、デンマーク、オランダ、スウェーデンなどヨーロッパにも、アジアにも世界の至るところで観ることができます。

最近の研究では微生物の働きにより、人の心身の健康を支える効果があることも分かってきました。
また、茅刈りからは人間の可聴域である約2万Hzを超える音域である高周波を出しており、それは人の免疫力を上げ、ストレスを低減し、美しいものをより美しいと感じる感性を育ててくれるという研究結果があります。
これは長い間、森で生きてきた先祖のDNAが作用していることであり、人間が根本的には森を求めている証左でもあると考えられます。
自然との調和はコロナウィルスが蔓延している現在において重要な観点でもあると考えております。
まさに茅葺屋根は最先端の建築のあり方でもあると言えると思います。

 

 

かやぶきの里 美山

とても美しい自然に囲まれた美山町です。
「北」集落には50戸のうち39棟がかやぶきの屋根で、寛政8年(1796)築の最古の家をはじめ、江戸時代に建てられた18戸はいずれも北山型の入母屋造りの民家です。
三方を囲む山、清らかな由良川の流れがうまく調和し、農村の原風景を形造っているこの地域は、伝統的技法による建築物群を含めた歴史的景観の保存度への評価も高く、平成5年(1993年)12月に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
また、1000年以上前から若狭と京の都を結ぶ鯖街道が通り、旅の要所としてにぎわっていました。
旅の神様を祭る知井八幡神社や緑が美しい稲森神社などのパワースポットもあり、日本の原風景に出会える場所として人気を博し、1年を通じて多くの観光客が訪れます。

 

 

茅葺きの屋根とは

皆さんは茅葺屋根のお家をご覧になったことはありますか。
昔はちょっと田舎に行けば見ることができたのですが、今ではなかなか難しくなってきました。
もう映画やドラマでしか見ることがなくなったかも。

それでは、茅葺きの茅とはどんな植物でしょうか。
実は茅という植物はありません(私も今回調べて初めて知りました、びっくり)。
ススキや葦(あし)、チガヤなどといったイネ科の多年草で茅葺に使う植物の総称を茅というのです。

茅葺の屋根は縄文時代に存在していたとされています。
弥生時代以前の家屋を復元した竪穴式住居でも、茅葺屋根が使用されています。
この茅葺屋根は日本独特の文化という訳ではなく世界各地でも見ることができます。
現在でも富裕層の象徴としてドイツやデンマーク、オランダなどの西ヨーロッパ地域では茅葺屋根のお家を建てることが多くなってきているそうです。
いいですね~!日本でも富裕層で広がらないかな。

茅葺の茅はしっかりと乾燥させてから使うことがとても大切です。
水分を含んだままの状態だとすぐに腐ってしまうため、茅が枯れる秋の終わり頃に集め冬の間じっくり乾燥させます。
昔の民家であれば囲炉裏や竈の煙で燻される煙蒸効果で防水性・防虫性を含めた耐久性が高められていましたが、屋内で火を使うことのない神社などでは茅葺屋根の耐久性がやや落ちると言われています。
でも今は、火事になる恐れから囲炉裏などは使われてないお家もあるとか。
いろりを囲んで食事をしながら一献、これが一番の楽しみなのに!

それでは茅葺屋根は何年持つでしょうか?
ススキを材料にした主屋の場合、以前は一代に一度つまり25年前後で葺き替えるといわれていました。
ただ、かまどや囲炉裏が使われなくなって家屋内から煙が消えた現代の茅葺き民家では屋根の寿命が縮み、15年前後で葺き替え時期を迎えるそうです。
茅葺屋根は、ふつう屋根全体をいっぺんに葺き替えることはしません。
まずは日が当たらず乾きにくいためもっとも傷みやすい北側。
そして南側と棟、東と西などと分けて行います。
いっぺんに葺き替えるための大量の茅を確保するのは難しいからです。
また茅葺屋根は、もともと材料にもムラがあり、弱い部分から先に傷みます。
鳥による被害も目立ちます。
屋根の中の虫をついばんだり巣の材料として目を付けたりするのです。
こうした部分が穴や溝になり、やがて水が集まって染みこみ、放置すると大雨で急激に傷み、あっという間に雨漏りに至ります。
屋根を観察して痛んだ部分を見つけたら、その部分に茅を差し込んでふさぎます。
これを差し茅といいます。
(参考:四季の美

 

 

ありがとうございます

日本では耐火性の問題で、法的に新築の屋根材に茅葺きを選べないそうです。
でもオランダでは、茅の下に耐火ボードの不燃層を作ることで火に弱い茅葺屋根の弱点を補い、1991年頃に法律を改正して新築物件の屋根材に茅葺が選べるようになったそうです。

何年も続いていた茅葺屋根がこの数十年前からなくなってきました。
伝統というものはなくなっていくものでしょうか。
無理して残すことはないと思うけど、その時代に合ったものとしての工夫が大切ではないかな。
その工夫をしてきたものが伝統として残っていくのかも。

茅葺屋根職人の相良育弥さんのお話しが素敵なので宜しかったらご覧ください。

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
これからは伝統をたくさん楽しみたいと思います。

 

この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.

#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld

 

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