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「水引」 そこには日本人のおもてなしの心がつまっています

 

水引とは

こんにちは、先日、金沢の知人より水引の結び方を教えていただきました。

金沢ですから、加賀水引。

結婚式やお祝い事の際のご祝儀袋などに結ばれている「水引」。

美しく繊細な細工で形作られた飾り紐を、皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

加賀水引は、金沢市の希少伝統工芸として残り、 日本の伝統的なラッピングである水引の3つの基本「包む」「結ぶ」「筆字」を芸術の域にまで押し上げたものです。

具体的に立体的な和紙の包み方(折型)、造形的な結び方(水引細工)、美しい筆字など 加賀百万石らしい美しく豪華絢爛な贈答品の梱包技術を総称したものが加賀水引です。

ほとんど平面的なものだった水引を1945年(大正4年)頃、石川県金沢市の津田左右吉(加賀水引初代)が、立体的な和紙の包み方(折型)と、鶴亀や松竹梅などの立体的な水引の結び方(水引細工)を考案し、結納や金封に飾るようになりました。

今では結納で立派な鶴亀などの水引を見ることがなくなりましたね。

 

水引の起源は

 

飛鳥時代、607年から派遣された遣隋使の時代、帰朝の折に随伴した答礼使が、帝に差し上げる献上品に、麻紐の赤白で染めたものが結んであったのが水引のはじまり、とも考えられています。

また、語源諸説として、紅白は、太陰暦の陰と陽を表しており、神聖な地域と一般社会とを区切るため、仕切りに紅白の水引や幕や漲り水を打って引き締めることから水引、 と呼ばれるようになった、など、諸説あります。

また、平安時代の宮中で発祥された贈答品の装飾用として考案された紅白の水引は、当時、最高級の口紅を染料に用いられたことから「くれない」と呼ばれたとも伝えられています。
飯田水引の歴史HPより

Wikipediaには、その起源は定かではないが、室町時代の日明貿易において明からの輸入品の箱全てに赤と白の縄が縛り付けられており、この縄は明側が輸出用の品を他と区別するために使用していたに過ぎなかったが、日本側がこの縄を贈答に使用する習慣と誤解し、以後の日本で贈答品に赤と白の紐をかけるようになったという説や、航海の無事を祈ったり海賊から守るための魔除けとして縄に塗った黒色毒が解くと赤色に変色したという説などがあります。

また宮廷への献上品には紅白の麻の紐で結ぶ習慣がありました。

室町時代後期になると麻の紐の代わりに紙縒に糊水を引いて乾かして固め、紅白あるいは金銀に染め分けた紙糸が使用されるようになりました。

これが水引の語源とも言われています。

 

 

水引の結び方

 

何度もお祝いしたい時の「蝶結び」

こちらは日常生活でもよく使う「蝶結び」。
「花結び」「もろわな結び」とも言い、最初に日本に中国から伝わった際の形が、この結び方だったのだそうです。
ご存知の通り、この結び方は何度でも結びなおすことができます。
つまり、何度あっても良い慶事に用いられるのです。
出産や進学など、お祝いごとに使いますが、婚礼関係は繰り返してはならないので使いません。

一度きりのことには「結び切り」

一度結ぶとほどけにくいこの形は「結び切り」と言って、二度あってはいけない、一度だけにしたい時に使います。
「真結び」「固結び」「丸結び」「本結び」など多くの呼び名があるのも、結び切りの特徴です。
婚礼や弔事のほか、病気や災害のお見舞いにも使います。
紐の本数は5本が基本形。
「奇数を陽」とする中国の陰陽説から来ていると言われており、3本は簡略化したもの、7本はより丁寧にしたものです。
ただし婚礼の際は、5の倍数の10本を使います。

結び切りの華やかな進化系「あわじ結び」

見かけることが多い形なのでは?
こちらは「あわじ結び」と呼ばれる結び方で、関東では「結び切り」と同様に人生で一度きりのお祝いの際に使用します。
結び目の形が鮑に似ていることから「鮑結び」と呼ばれ、また水引の両端を引っ張るとさらに強く結ばれることから、「末長く」という意味も持つ、大変おめでたい形です。
しかし比較的、あわじ結びは新しい結び方の為、地域によって使い方が様々なのが特徴です。
関西では、結び切りとあわじ結びは別で使い分けます。
結び切りは、関東同様「一度きりのお祝い」に使い、あわじ結びは一般のお祝いに使う為、入学祝い・仏事用・七五三などで使用します。
他にも、水引イヤリング、帯留め、髪飾りなど工夫を凝らしたものがたくさんあります。
それぞれは人と人をつなぐ大切な縁起物として大切にされています。
(参考:「キナリノ」さんより)

 

水引の色

 

古来、神様への供物を束ねるのに使用されたのは、神聖な色とされる白一色だけでしたが、平安時代になり、紅白に染め分けた麻紐が宮中への進物を束ねるのに用いられるようになりました。

赤色の原料となる紅花を使用して染め、緋色とよばれました。

宮中で使用された水引は「紅井水引」(くれないみずひき)と言います。

濃い緑色になるまで幾度も紅花で染め上げるために玉虫色とも呼ばれ、たいへん貴重な色として扱われました。

その後、江戸時代終盤には「艶紅」(つやべに)と呼ばれる紅花色素を梅酢で分解した色素が重宝されました。

作るのにたいへんな手間と時間が掛かる為、非常に高価で、同じ重量の金と同等の価値があるとされていました。

現在では、この色は皇室の行事や婚礼の儀等でしか使用されていない為、一般人が目にする機会はほとんどありません。

一般的な日常使用している「紅白」は「赤白」の水引の誤用で、本来であれば紅白(こうはく)は、紅井(くれない)を指し、我々が日常で見ているものは「赤白」なのだそうです。

紅井水引は、一見黒に見え、よくよく見ると緑っぽい玉虫色をしていますが、手で触るとその部分が紅色に見えるそうです。

現在でも西日本の不祝儀には、黄色と白の水引が使われます。

黒ではない理由として、宮中への献上品に掛けている紅井水引は、一見すると黒と見間違えてしまうため、黒白の水引は避けられていたこと由来するとされています。

黄色は、黒の次に尊い色だとされています。

(参考:「還暦祝い専門店60屋」さんより)

 

ありがとうございます。

水引、水を引いた後は清々しくなることから、「物事を浄化し清め、邪気を払う力がある」とされます。

なので、結納、贈り物、プレゼントに水引をかけるというのには非常に意味があるのですね。

水引を用いた折型、その見た目の美しささえも相手への気持ちの現れの一部。

ご祝儀袋も包む金額の価値は変わりませんが、美しく包む事もお祝いの気持ちの一部ですね。

 

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

水引や折型、そこには日本人の繊細な相手を思いやる心がたくさん詰まってすね。日本は素敵だ!

(水引参考:加賀水引津田

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