「大安」はいい日?「仏滅」は悪い日?
六曜、大安、仏滅、ご存知ですか
こんにちは。
今日は昨日の続き。
旧暦には、実にさまざまな吉凶の占いが記載されていたというが、その好例が六曜です。
これは、先勝(せんしょう)・友引(ともびき)・先負(せんぶ)・仏滅(ぶつめつ)・大安(たいあん)・赤口(しゃっこう)の6種をいいます。
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友引は共引
このうち友引は、勝負事で何事も引き分けになる日、つまりは古くは「共引」と表記されており、元来は現在のような”友を引く”という意味はありませんでした。
陰力と陽力が「共に引き合う」のであって、友を引くという意味ではありません。
しかしながら現代では、親しい友達をあの世に引っ張っていくから、葬式などの忌むべき行事をするには縁起が悪いとされるようになってひろまってしまいました。
したがって「友引に葬式をするのは縁起が悪い」というのは、まったくの迷信ということになります。
さりとて実際には、こうした迷信を守り続けていることにも大きな理由があります。
しれは友引に葬式を行うようになれば、火葬場や葬祭業者、ましてや寺院に週休がなくなってしまうからです。
理由はともあれ、友引がなければ寺院や葬式業者は、365日24時間にわたって葬儀のために臨戦態勢をとることになってしまいます。
さらにいえば、けっしてわれわれ寺院の僧侶は、友引に休んでいるわけではありません。
寺院の集会や会議、大きな行事などは、どうしても安定した日程の確保が必要となるため、それを友引日に当てているというわけです。
大安・仏滅は?
「先勝」は、「先んずれば即ち勝つ」の意味で、万事に急ぐことが良いとされ、午前中は吉、午後は凶とされてます。
「先負」は、「先んずれば即ち負ける」の意味で、万事に平静であることがよく、勝負事や急用は避けるべきとされ、「午前中はわるく、午後はよろしい」ともいいます。
「仏滅」は、もともと「すべてのものが滅する凶日」の意味で、”物滅”といいましたが、近年になって「仏」の字が当てられました。
「大安」は、「大いに安し」で六曜の中でもっとも吉の日とされます。
何事にも吉、成功しないことはない日とされ、とくに婚礼は大安の日に行われることが多いです。
「赤口」は、陰陽道では凶日とされ、正午過ぎまでは吉ですが、午後は凶ともいわれました。
この日は「赤」という字が付くため、出血や火災の事故につながると考え、火の元や刃物にはとくに気をつけよと戒めた日です。
ありがとうございます
いずれにしても、仏教では「日々是好日」と教えています。
一日一日が限りある貴重な生涯の時間だからですね。
経典には「何処有南北、本来無東西」(何れのところにか南北有らん、本来は東西無し)ともいわれます。
この世界に吉凶の方角を決めつけているのは、人間の考えた”勝手な事情”によるものであり、この世界にひろがる大自然は、人間を微塵も差別することないのです。
迷信にとらわれすぎると、人生を生きる自由をみずから狭めてしまいます。
真に恐ろしきは、与えられた人生の一日を無駄にしてしまうことといえるのではないでしょうか。
今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
今日も、明日も、毎日、今を大切に過ごしていきましょうね。
「ありがとうございます」とすべての、目に見えないものまでにも「感謝」のこころを大切にしながら。
この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.
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