日本の七十二候「紅花栄」
日本の七十二候「紅花栄」(べにばなさかゆ)
こんにちは。
今日は日本の七十二候「紅花栄」。
昔は梅雨のことを、五月雨(さみだれ)と呼んでいました。
旧暦の五月に降る雨だったからです。
なのでその時期のどんよりした雨雲を五月雲と呼びます。
雨続きの日がふっと途切れて現われる抜けるような青空を五月晴れといいました。
ですが、いまでは新暦の五月のさわやかな晴れを五月晴れを読んでいます。
かつてといまで、暦の変化に従いことばの意味も変わってきています。
ありがとうを世界中に
Arigato all over the World
紅花の花
「紅花栄」は、紅花の花が咲き誇る時期といわれます。
普通、紅花がピークになるのはもう少し先でしょうか。
薊(あざみ)に似た棘のある花を咲かせます。
黄色がかったオレンジ色の花ですが、この花から紅の染料がとれるのです。
口紅も紅花から作りました。
じつは「くれない」という色名は、もともと紅花の古名です。
染料にするには咲き始めがよいので、こまめに外側から摘んでいきます。
そこから「末摘花」とも呼ばれていました。
痛い棘に悩まされながらの作業は大変つらく、少しでも朝露でやわらかくなる早朝に摘むのだとか。
様々な苦労の末に美しい色が生まれるのですね。
(文:入門 日本の旧暦と七十二候)
ありがとうございます
今が旬の「しそ」。
しそは平安時代から重宝されてきたそうです。
青じそは、通年出回っていますが、本来の旬は初夏~盛夏。
赤じそは旬が短くて、夏の二か月くらい。
薬味はもちろん、薬酒やしそジュースにしても美味。
体を温める働きがあり、夏場の冷えにいいです。
青じそはイライラを鎮め、赤じそは花粉症対策に、葉先までピンと張り、みずみずしいもの選んでくださいね。
(文:日本の七十二候を楽しむ 著:白井明大さん)
今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
旧暦で日本を楽しむと、知らないこともいっぱい、楽しいですよ。
(初版:2013.05.30 再編集)
この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.
#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld