菜の花や月は東に日は西に

今日は菜虫化蝶(なむしちょうとなる) (七十二候より)
「 菜の花や月は東に日は西に」 与謝蕪村の有名な句ですね。
さて、菜の花畑で月が東に日は西にという情景が見えるチャンスはいつ頃?
それは満月の前後。
月と太陽の両方が見えることを考えると、満月かその二・三日前が一番のチャンスといえそうです。
次の満月は4月4日ごろ、夕方に菜の花畑に行ってみてはいかがでしょうか。
(都会には菜の花畑はないか・・・)
さて、菜の花とは?
春、一面に広がる菜の花畑は壮観で、代表的な春の風物詩ですね。
菜とは食用の意味なんです。
現代の日本では、菜種油採取用のアブラナ畑はあまり見られなくなりましたが、その他のアブラナ属の野菜も黄色い「菜の花」を咲かせるため、その種子採取用の畑が菜の花畑として親しまれています。
一般に菜の花って言われているのはアブラナですが、その他にアブラナによく似ている花は小松菜、アスパラ菜、白菜、葉牡丹、カブ、寒咲き花菜などがあります。
キャベツや大根も同じアブラナ科の植物だそうです。
菜の花畑に紋白蝶、そして青空、東に満月、西に沈む太陽。
素敵な風景ですね。
のどかな春です!
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