城端蒔絵 塗師屋治五右衛門

先日、富山県南砺市の城端蒔絵 塗師屋治五右衛門 16代目の小原 好喬さんとご縁をいただきました。
本当に素晴らしい方、まだお若いのに学ぶことばかり。
作品とは、使われることを意識して作っているので、ガラス越しに見てもわからない。
命あるものは愛し続けられる。
上手い人には、所作に色気がある。
物作りは、その歴史・文化を知らないとにせもの。
ローカルを極めることがグローバル。
伝統工芸とは駅伝のようなもの、先祖からバトンをいただき、その思いを感じて走っていくもの。
成功は先祖のおかげ、失敗は自分の責任。
そして、一番感じた言葉、「無になるのではなく一途!」
一途に行っていく、そこにはいろいろな人が集まってきます。
一途な人たちが感じながら、触れながら、創造しながら大きな大きな輪となっていきます。
そんな力が南砺にありました。
きっと郷土を愛しているからでしょうね。
素晴らしい!
城端蒔絵は白色をはじめとする鮮明な中間色をあらわすことを特色とし、花鳥文様などを生態そのままの色調・ぼかしで表現できる、小原家独自の技法です。
蒔絵とは本来、漆で模様を描きその上に金や銀の粉を蒔き付ける技法ですが、加賀藩では加賀蒔絵保護のため藩外での金銀の使用を禁じました。
城端蒔絵は、それに対して白をはじめとする各種の色彩を自由に駆使し、一般の蒔絵とは趣を異にする独特の様式を案出したのです。
小原家では、この技法を天正三年(1575)より一子相伝の秘法として伝えており、代々「治五右衛門」の名を襲名しております。
(文:和美活:http://www.wabikatsu.com/wabijo-wabidan/yoshitomo-ohar/)
塗師屋治五右衛門 16代目の小原 好喬さんの工房や作品はこちらから。
http://www.junyana.com/photos/jouhana_makie/
城端蒔絵のことはこちらから。
https://www.facebook.com/johanamakie/posts/728581857218339:0
写真は城端蒔絵 塗師屋治五右衛門のFBより
次はいつお会いできるのだろうか。
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