春は宮川町の京おどり
花街のをどり
こんにちは。
京都の春を彩る「花街のをどり」をご存知ですか。
春は舞踊の季節。
京都の花街では都をどりを皮切りに、京おどり、北野をどり、鴨川をどりと続き、芸舞妓たちが妍(けん)を競い合います。
「どこの舞台も同じ」と思われがちですが、最も古い都をどり誕生の時から仕掛けがほどこされ、各花街に広がる中でも、ほかにない踊りの特徴を出そうと、仕掛け人たちが工夫を凝らしてきました。
踊りの背景を知れば、ひと味違った景色も見えてきます。
京おどり
昨日、みなさんと宮川町の「京おどり」を楽しんできました。
15日間行われていますが、いずれもお席が取れずにいつも満席。
補助いすがでる賑わいです。
感想?
はっきり言います、来年は必ず見に行ってください。
見に行かないと人生損します。
こんなに素晴らしい舞台!演劇でも歌舞伎でも宝塚でもなく、この2週間のために日頃のお稽古のたまものを披露するわけです。
舞妓さんの踊りも可愛いですが、芸妓のお姉さんたちの踊りと長唄・三味線・・・くぎづけでしたね。
もう一回見たい!
宮川町の歴史
十六世紀後半、現在の宮川町地区は広大な鴨川の河原であったそうです。
町名の由来は「四条河原祇園杜の前にあるにより宮川という」とも「宮河というは、鴨川四条より南の別号なり」等と諸説あります。
四条通りの鴨川南は、毎年祇園杜の御輿洗いが行われていたので宮川と呼ばれ、この川筋にできたのが宮川町です。
寛文六年に宮川町通りが開通し、寛文十年に鴨川護岸の石積みが完成し急速に宮川町の街並みが整い、当時の歌舞伎の流行と相まって、茶屋町として発展していきました。
今日の歌舞伎役者にそれぞれ屋号がありますが、それは当時若衆達が出入りをしていた宮川町の宿の屋号であったと云われています。
船橋聖一著「聖一風流抄」によれば「宮川町が歌舞伎の名優を数多くうみ育てた原点である」と記しています。
([TOP写真:朝日新聞デジタル)
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