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ジョブズも愛した越中瀬戸焼 

2015年のお話し

こんにちは。
先月、富山に用があり行ってまいりました。
その時に、確か以前にも富山に行くことがあり、すばらしい陶器を拝見したけどどこだったかなと思いながら思い出せませんでした。
で、ここを探してみたらありました。
うれしいです。
また、富山に行きたいです。
下記は2015年に富山に行ったときのお話しです。

ありがとうを世界中に
Arigato all over the World

 

素朴さ

一ヶ月、いや一ヶ月前になるかな。
中尾さんに富山の素敵を案内していただいた最後は、越中瀬戸焼の釈永由紀夫さん。
そこで、とってもすてきな茶器と出会いました。
一目ぼれ・・・
でも、ちょっと手が出ないので、あきらめて、ぐい飲みに。

富山県を代表する伝統工芸のひとつ、越中瀬戸焼。
その名の通り越中で焼かれた瀬戸焼という意味で、そのルーツはいわゆる瀬戸美濃焼にあります。
越中瀬戸焼の記録の上で最も古いのは立山町上瀬戸集落に伝わる古文書で、それによると天正16年(1588)頃に「小二郎」という瀬戸焼の陶工が前田氏によって「上すけ村」(上来村)に召し寄せられていたことがわかります。
九谷焼のような華やかさはないが、素朴で力強い質感を持ちます。
アップル共同創業者のスティーブ・ジョブズ氏もこよなく愛したそうです。

 

和の心 20150511 越中瀬戸焼2

 

のどかな田園の風景が広がる立山町の新瀬戸地区に窯元はあります。
江戸後期までに20以上の窯元が築かれ、茶器から日常の陶器まで幅広く焼かれていました。
明治に入ると、北陸線の開通で廉価品が大量に流入、打撃を受けました。
瓦職人への転業も相次いで大正期に廃絶しました。
昭和の初めにこれを復活させたのが地元で瓦工房を経営していた釈永圧次郎さん。
1947年に圧樂窯を創業、当初は九谷焼の陶工を招いていました。

 

スティーブ・ジョブズとのご縁

孫に当たる元当主の釈永由紀夫さんは42歳の時、京都で初の個展を開きました。
会期の3日間とも訪ねてきた米国人夫婦がいました。
夫は最終日に大量購入し「自分のイメージで作品の制作をお願いしたい」と別途注文しました。
名刺にはスティーブ・ジョブズとありましたが最初は誰かは知りませんでした。
コンピューター業界で働く姪に話したら「ビートルズのジョン・レノンが来たようなもの」と驚かれ、事の重大さが分かったといいます。
2011年にジョブズ氏が亡くなる数年前まで交流が続きました。
由紀夫氏が新設した登り窯で最初に焼いたのもジョブズ氏の注文品でした。
iPhoneの角がとれた正方形のアイコンの形をした皿の大量注文を受けたこともあるそうです。

 

ありがとう

スティーブ・ジョブズ氏はシンプルを求めていました。
「シンプルにする」というと何かを割りきってあきらめて、初心者むけに簡素化してしまうようなイメージをもつ人も多いかもしれません。
しかし、そうではありません。
シンプルとは、細部を切り捨てることではなく、細部に宿るものなのです。
スティーブ・ジョブズは「私たちの仕事は、使ってくれる人の心地良さに完全な責任をもつことだ。」とも言っています。

シンプルの大切さを改めて知りますね。
今は、何か格好つけようとか、派手にしようなどと考えてしまいますが、とんでもないですね。
Simple is best
この言葉、これから大切にしてい行きます。
ジョブズさんありがとうございます。
そして連れて行って下さった中尾さん、ありがとうございます。

 

この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.

#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld

 

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