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「おわら風の盆」 伝統に出会おう 越中八尾

ワクワク

こんにちは。
先日、誘われるままに行ってきました。
多くの方から「一度は行っておいで、感動するから」と、ワクワクしながら、サンダーバードに乗って富山へ。

 

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ありがとうを世界中に
Arigato all over the World

 

ドキドキ

江戸時代には、養蚕など商工業による莫大な収益で「富山藩の御納戸」と称されるほど経済力を誇った八尾、そんな八尾で踊りつがれてきた町衆の芸能、おわらの風の盆。
その始まりは今から約300年前、元禄時代の頃と伝えられます。

 

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一説には八尾の町が開かれた際に加賀藩から下された町建御墨付(建物を建てるための許可書)の所有権をめぐって町の開祖である米屋庄兵衛家と町衆との間で争議が起こり、結果、町衆が取り戻すことができた祝いの踊りがもとになっていると伝えられます。

 

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あいにくの雨、しかし、なんと贅沢な!私たちだけに。
町衆たちは三日三晩、昼夜を問わずにぎやかに歌い、町を練り歩いて踊り明かしたそうです。

 

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日本酒大好きな私、何処かえ出かけると地のお酒が一番。
当時は太鼓や尺八などの楽器もあり、唄や俗謡や浄瑠璃だったようです。

「おわら」の名称にもさまざまな説があり、幕末に流行した「お笑い節」からとったという説や、豊年満作を祈る願いから「大藁節(おおわらぶし)」となったという説、八尾付近にある小原村で伝承されていた糸繰り唄の美しさからその名を取ったという説もあります。
「おわら」と同じく「風の盆」も聞きなれない言葉です。

 

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泊まった宿ではなくて、街並みがすべてこのような昔からの建物です。
おわら風の盆が行われる9月1日は旧暦の八朔にあたり、収穫を目前に控えたこの時期は台風到来のシーズンでもあります。
稲が台風被害に遭わないよう、風(台風)の厄災を鎮める行事としてこの名がついたとされています。
おわら風の盆の醍醐味はなんといっても地方衆(唄、囃子、三味線、太鼓、胡弓)が奏でる独特の調子に目深に笠をかぶった男女の踊り手が見せる息の合った踊です。

 

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祭には浴衣、あたりまえですね。
三味線と太鼓、呼吸の演奏に、緩急をつけた唄がのり、囃子がまるで指揮者のようにリードしていきます。
地方衆のそんなあうんの呼吸だけでも見応え十分。
また、踊には古くから伝えられる「豊年踊り(旧踊り)」に加え、農作業をあらわした「かかし踊り(男踊り)」や舞踊的な「四季踊り(女踊り)」などがあり、いずれも艶と華やかさを兼ね備えた風情があります。
地方との踊りの一体感は言葉では伝えきれません。

 

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昔、地元の天蚕をいっきに引き受けていたお蔵。
おわら風の盆で唄われる「おわら節」は一般的な民謡と同じく七、七、七、五の26文字。
しかし、最後の一節の前に必ず入る「オワラ」の3文字が独特の調子を生みます。

 

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富山で唯一の天蚕家、花咲さん。
となりのウエディングは昨年とれた絹糸から作りました・・・素晴らしい。
この「正調おわら」を基本として、頭にさらに5文字を付ける「五文字冠り」や、字句を余らせて最後に5文字で締める「字余り」などの応用もあり、その数はおよそ数千ともいわれています。
いつ、どの唄を歌うかは唄い手に委ねられており、囃し手や地方衆は唄い手の声があがると即興で調子を合わせます。

 

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ありがとうございます

あいにくの雨でしたが、訪れた人の熱気はすごかったです。
唄い手の個性は十人十色、通りを進みながら唄い踊る「町流し」では、各支部の唄を聞き比べるのがいいです。

 

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人口わずか2万人の八尾が3日間で20万人を超える観光客が押し寄せ、熱気に包まれます。
私が八尾に行ったのは9月3日、風の盆の最後の日。

 

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最後に!来年は町流しを見たい!
あいにくの雨、それでも素敵な町の情緒、町衆の趣、楽しみはいっぱい。
また、来年もおわら風の盆を見に着きたいです!

 

この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.

#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld

 

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