和の素敵な人たち 小玉紫泉さん(伝統工芸士)
京都西陣爪掻本つづれ織
半年前にご挨拶させていただきました。
綴織、ご説明いただきました。
一日にこれだけしか織れないとは。
伝統の技ですね。
『誰もが楽しく幸せに感じられる帯を作ること。』
『締めて楽しい 眺めて楽しい 着物が早く着たくなるような帯を作ること。』
それはお客様のみならず、作者である私達にとっても最高の幸せでもあると考えています。
綴織(つづれおり)とは緯糸(ぬきいと)をだぶつかせて経糸(たていと)を見えなくし、縦に締めた織り方です。
西陣の爪掻本つづれ織の主流の糸では、無地織で千回織ってようやく20cmになります。
柄織り各色においてその織り方を行うとともに、爪掻をするために一日1~2cmしか織れないこともしばしばです。
材料の糸と時間がかかりますが分厚く丈夫な織物です。
(文:小玉紫泉つづれ織工房主宰 伝統工芸士 小玉紫泉)
ありがとうを世界中に
Arigato all over the World