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「ハハハ」は感謝の思い

 

こんにちは。

八百万、目に見えないものまでにも「ありがとう」と思える和の心が、 この星をいつも笑顔あふれる幸せな毎日にすると信じている葉室です。

昔から大自然からの恵みに対して感謝の気持ちをたくさん持っていました。

今はどうでしょうね。

今日は、鎌田東二先生の「神道とは何か」の中から「ハハハは感謝の思い」です。

 

収穫物を感謝の気持ちで

日常の中の祈りや祭りについて次のような例を挙げてみたい。

これは漁業や農業に従事する人々の習俗に見られる事例です。

海に漁に出て魚を取ったとき、漁の収穫を感謝する思いを、一匹の魚を神にお供えすることで表します。

また、農産物やその他様々な産物の最初に取れたものを初物として神に捧げます。

そしてそのあと、お下がりと共に人々はその収穫物を感謝の気持ちを持ってありがたくいただきます。

取れたものは大自然からの贈与です。

その贈与に対して礼を尽くして感謝を捧げ、そしてありがたくそれをいただくという思いと文化が伝承されてきたのです。

私たちが食事時に手を合わせて「いただきます」と言うときには、そのような大自然の恵み、大自然からの贈与に対する感謝の気持ちが表現されています。

命を贈与するものに対して心からのありがとうを伝える。

これが日々の暮らしの中に残っている神道の心であり、行為です。

 

ハハハと笑う習慣

その季節に取れた初めての収穫物を食べるとき、東の方を向いてハハハと笑う習慣が各地にあります。

東の方角は日が昇る方角です。

すなわち東=日向(ひむかし)とは命の源泉、根源、拠り所を方位として意味しています。

その命の源泉に対して、命の贈与を受け取るときに、その方角すなわち東に向かって、ハハハと笑い声と共に祝福と感謝の思いを表明するのです。

だが今はもうこのような習俗を実際に実行する人は数少なくなってしまいました。

私は初物をいただくときには必ず東を向いてハハハと笑いますが、どこかの町のレストランか食堂でそのようなことを行ったとしたら、おそらく周りの人は奇妙なことをしている人がいるものだと、振り返ってみることでしょう。

私たちの日々の暮らしの中に伝承されてきた感謝や慎み、大自然の贈与に対する畏敬の念はこの百年あまりの間に大きく廃れてきたといえるのではないでしょうか。

 

 

古より日本人は大自然に感謝して、共に生きてきました。

しかし現代では自分勝手になり過ぎ、大自然からの贈り物のありがたさを失ってしまっています。

もう手遅れかもしれませんが、まだ、元に戻せるかもしれません。

思いのある人たちから、できることから、これからの子どもたちのために感謝の心を広げていきませんか。

もういいでしょう、文明の発展も、経済の成長も。

なによりも大切なのは、自分を大切にし他の人も、自然も目に見えないものまですべてのことに感謝する、「ありがとう」の心ではないですか。

「ありがとう」がもっともっといっぱい溢れるように和の素敵は続けてまいります。

今日も読んでいただきまして、ありがとうございます。

 

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