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俳句の季語に対して知っておきたい内容

俳句は、季語を入れて五七五の言葉で綴る詩であり、古くから伝わる歴史が刻まれています。 短い言葉で表現する俳句には、季節を感じる言葉が入っているためイメージを膨らませやすく、聞く人にも想像させる力を与えます。 世界の中でも短い詩と言われる俳句の世界観は、季語が入ることによって意味も深くなっていきますよね。

決まり事になったのは連歌がきっかけ

俳句には歴史がありますが、平安時代後期の僧侶で歌人の能因の俳句に、季語が多く含まれていたと言われています。 しかし、その頃にはまだ季語は確定していませんでした。 鎌倉時代になると連歌が生まれ、みんなで連想しながら句を作り出すために、どうしても共通のイメージが必要になっていったのです。 そこで季語を用いることによって、連想しながら作る連歌に一つのテーマとして季語が使われるように。

連歌で初めに読む発句は、五七五。

発句には季語を入れた言葉を取り入れていくというルールが作られ、いろいろな語句が俳句の季語に選ばれたというのが始まりです。 室町時代では、俳句に季語を入れることは約束事として定着していったと言われています。

大きく分けると俳句の季語の種類は3つ

俳句には、事実、指示、約束の季語があります。 季節の変化に決められた事実の季語とは、桜や秋桜、雪のように季節によって訪れる変化を表す物を表現している語。 指示の季語とは、春草、夏山、秋晴などの春夏秋冬を付けた言葉。 一年を通してどの季節にもありますが、金魚と言えば夏を思い出す言葉を約束の季語と呼んでいます。 蜩と言えば秋の始まりを予感させる語句になりますが、干し柿を季語に持っていくと秋の終わりをイメージしますよね。 このように、季語の選択によってよりイメージが具体的に想像できるところが、俳句の季語の素晴らしさではないでしょうか。

俳句の季語は7~9種類の分類から成り立つ

五七五の韻律に、日本独特の季節が練りこまれている俳句。 歳時記の分類を調べていくと、時候、天文、地理、生活、行事、忌日、動物、植物、食べ物といったように分かれています。 より細かく分類されることで使い方も鮮明になり、俳句の世界観が広がっていきます。 初めて作る時でも、分類されている一覧を見るだけで五七五の語句も頭の中から湧き出そうですね。 想像できる景色を感じると、自然と季節を表す言葉が浮かんでくるのではないでしょうか。

「うそ」がつく季語もある

歳時記には5000もの季語がありますが、「うそ寒」という言葉は秋の季語です。 うそとは「嘘」の意味なの?なんて、一瞬思ってしまいますよね。 これは、「うっすらと」との意味を持っている言葉なのです。 うっすらと寒い季節を思い描くとするならば、秋。 日本語の表現は、知ると奥深さを感じますね。

黄金に実っている麦畑は夏?秋?

畑一面に、麦が実っている麦畑。 これだけでイメージすると、秋だと思ってしまいますが夏には収穫が終わってしまいます。 しかし、俳句の季語で麦は秋なのです。 実際の時期とイメージとではズレが生じますが、実りの秋とも言うように、一年を通した総合的な感覚で俳句の季語は成り立っています。 青々とした竹林も、見掛ける季節は夏から秋ごろではないでしょうか。 しかし、俳句の世界では、竹の春と言って季節は春に。 このように、実際の季節とのズレが、昔からの感覚として今も引き継がれているのは、どこか面白いですよね。

短い言葉で季節を感じよう

心に思い浮かんだことを四季の言葉を用いて表現する俳句は、わかりやすい語句を用いて余韻に浸れるようにと、考えられた短く切れのある詩。 字あまりにならないようにと、あらゆる語句を考えて一つの世界を作り出す面白さは、心の中で呟いているだけでは勿体ないですよね。 季語を意識した一句を、心を込めて書き綴っていきませんか。   俳句 和歌 川柳 習いたい。 俳句を詠む時に意識しておきたいことは? 夏の季語で俳句を作るときに入れたいもの]]>

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