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観音さまは男性?女性?

 

観音さま 温和なお顔

 

各種の如来像と同様、菩薩像も性を超越した姿につくられます。

仏教は元々男性優位的な面が強く、インドや中国の初期の観音像は通常の男性尊として造形されました。

女性的性格を持つほとけは、ヒンドゥー教など異教から移入されたものに限られていました。

ところが七世紀中ごろ以降、女性的な姿の観音を説く経典が出はじめます。

それにともない、中国や日本では次第に豊満な肢体、温和な顔つきなど、、女性的特徴をそなえる観音さまが多数を占めるようになります。

観音菩薩のなかに慈母のイメージを投影するようになり、中国起源の白衣剣呑や葉衣観音、慈母観音、子安観音などが生まれました。

泉涌寺には中国伝来という楊貴妃観音が祀られています。

これは玄宗皇帝が亡き妃の冥福を祈るため、等身坐像にかたどった聖観音菩薩を香木でつくらせたものとされており、美貌の観音像として知る人ぞ知る存在です。

(文:本・日本のほとけさまに甘える 著・大江吉秀)

 

観音さまはどうしてこんなに優しいのでしょうか?

 

観音さまは如来(完全な悟りを得た人)になる為に厳しい修行を積んでおられます。

如来になるには大変長い年月と厳しく辛い様々な修行を必要とします。

そんな修行の中で特に慈悲行を中心に行を積み、慈悲行、即ち衆生済度の功徳によって如来の位に到達したいと請願を立てておられるからです。

悲華経に観音さまの請願を「「私が菩薩の修行をしている間、衆生が私の名前を呼び、助けを求めるならば、天耳・天眼を持ってその衆生の苦しみを救うなり。若しそれが叶わぬ時には、私は決して如来の位に昇らない」ろ記されています。

 

ありがとうございます。

 

観音さまはおっしゃいました。

「苦しいときは、私の名前を唱えなさい。南無観世音菩薩、南無観世音菩薩と。」

人生は苦労の連続かもしれません。

しかし、運命を恨まず、他人を憎まず、自分を責めず、観音さまの教えを信じて進んでいきたいですね。

たとえ絶望の中にあっても、観音さまは、ひとりひとりに優しい教えをもって、生きる導きと力を与えてくださります。

先日も書きましたが、観音さまが望んでおられることは、私たちが観音さまになることです。

もちろん厳しい修業を続けていくことはできないでしょうが、このような慈悲のこころを持つことはできるのではないでしょうか。

今、この世で何より必要なのは慈悲の心、相手を、目に見えないものまでも大切にする心ではないでしょうか。

もちろん私もまだまだ、でも、少しでも近づけるように、たくさん「ありがとう」と思いながら進んできたいです。

 

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

浄住寺では秋の特別公開で観音さまとお会いすることが出来ます。

お時間ありましたらお越しくださいね。

お待ちしております。

 

参考
「聖観音」 浄住寺の観音さま
「木根観音」 浄住寺の観音さま
「白光観音」 浄住寺の観音さま

 

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