1. HOME
  2. 和のすてき
  3. 和の徒然
  4. お正月の準備はいかがですか?

お正月の準備はいかがですか?

 

お正月の準備はいかがですか?

 

こんにちは。

クリスマス一色だった街も、二十五日を過ぎると一気に年末年始を迎える雰囲気になります。

華やかではありますが、それまでのにぎやかさと違って何か気持ちを整えていくような、そんな雰囲気に包まれていきます。

幼いころは、仕事で忙しかった両親が合間をぬうようにばたばたと大掃除をすましていました。

わたしも手伝ってみますが、よけいに邪魔になってたり。

ほとんど母のしてることをじっと見ていた記憶が残っています。

 

年末、年始

 

年末年始にしていたこと?

今と昔では大きく変わってきたのかな?

 

大掃除はどのご家庭も会社でも、行ってますよね。(多分)

お寺の風物詩にもなってますね。

昔は、畳の部屋があたりまえにあったので、一年の誇りを、畳を立てて、「ほっかぶり(頬っ被り)」かぶって、「畳たたき」でパンパンってしてましたね。

畳たたき!ほっかぶり!見たことない人たくさんいられるでしょうね。

大掃除のことを「すす払い」と呼びますが、すす払いの後の入浴は、神さまを迎えるために身を清めるという意味もありました。

今は、板間かカーッペットなので掃除機で、もしかしたら勝手に掃除してくれる機械がウイーンって。

楽になりましたね。

そうそう、今は大掃除しながらいろいろな物も捨てますよね。

今年、わが家もいっぱい捨てました(笑)。

でも、大量生産・大量消費の時代ではない昔は、大掃除の時に捨てるものなどなかったでしょうね。

捨てるなんてもっていない。

使えるだけ使って、最後の最後まで使って、と、物を大切にしてましたね。

今は、捨てたのにもかかわらず、同じような物をまた買ってしまうのでしょうね。

なんでやねん!

 

 

お餅つき

 

そして、この時期のもう一つの風物詩は餅つき。

って、何年前の話し?

もう、町で餅つきを見ることはほとんどないですね。

この餅つきって、夏祭りと同じぐらい、町のみんなが一体となる、とても大切な行事と思うのですが・・・。

各言う私もしてませんが、子供からお父さん・お母さん、お爺ちゃんにお婆ちゃんが町のみなさんの楽しみの一つですね。

でも、年末の忙しい中、文句の一つも言わずに楽しんでたのかな。

偉い!当たり前だから!

今は、スーパーで売っているから大丈夫。

もしかしたら、自動餅つき器がお家にあるかもしれませんね。

 

そして、お節

 

そう、今は、どこのお節を買おうかなって悩んでますね。

いやいや、もうお節はいらないですよと、元旦の朝にお節のない家庭も増えているのでは。

年末年始、やっているお店が増えましたからね。

知ってるお店も休みなしとか。

 

幼いころ、母が、いつからでしょうね、28日ぐらいからですか、割ぽう着をかぶって忙しそうにお節を作ってました。

最初は所狭しと食材があふれていて、炊きものの香りが美味しそうに漂ってきて、台所へ何度も行ってつまみ食いさせてもらって、だんだん器の数が増えてきて、31日に重箱へ。

3段だったかな。

そこにはいろいろな縁起物がたくさん。

母にひとつひとつ教えてもらいながら。

新しく用意された祝箸で弟とつっついてました。

親父さんはニコニコしながら祝酒。

親父、働いてたかな・・・?

三が日は、こたつに入ってお節とお雑煮、おみかんで家族団欒。

福笑いして、かるたして、凧上げしに裏の田圃に遊びに行って、コマ回して羽子板も。

本当に遊んでましたね。

 

今でも、私はお節さえあれば三が日は嬉しいですよ、もちろんお酒と(笑)

 

 

ありがとうございます。

 

私の幼いころと今を比べて、まだまだいっぱい語ることがありますね。

どちらが良いというわけではないですが、どちらが良いですか?

千年前と比べたら、それはそれで、私の幼いころとも違ってると思いますが、まだ、古の思いを残していることがたくさんあったと思います。

 

31日に飾りつけをするのは「一夜限り」といって嫌われ、29日も苦につながるので避けるといわれ、必然的に28日か30日あたりに行いました。

門松の松は「神を待つ」、竹や梅は「長寿を祈る」という意味があり、門松も注連縄も神様をお招きするための目印です。

ご存知ですか。

 

そんなふうに調べてみると、昔から続く行事にはいろいろな意味があります。

日本人の丁寧で繊細な心が生きていることに気がつきます。

 

今年もあと僅かですが、少し身体をつかって、いろいろな行事をしてみませんか。

そこには心が、いっぱい詰まってますから。

 

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

年末年始に日本の素敵がいっぱいつまってますね!

 

(旧文 2013,12,28 再編集)

 

関連記事

最近の記事

アーカイブ