「屏風」 平安時代からある大切なもの
屏風ってなぁに?
こんにちは。
みなさんは屏風を見たことありますか?
たとえばお雛様の飾りや結婚式で、金色の大きなパネルを6枚ぐらいつなげて折り曲げて立ててあるもの。
そう、金屏風はきっと見たことがありますね。
最近では屏風を家の中で見かけることは少なくなりましたが、屏風は、昔から日本人の生活の中に親しまれてきた調度品だったのです。
日本人の屏風の歴史は古く、中国で誕生したといわれる屏風が日本の記録に登場するのは、なんと「日本書紀」!
天武天皇の朱鳥元年(686)、朝鮮の新羅からの貢物の中に、金・銀・錦などと一緒に「屏風」があったそうです。
そして平安時代以降、屏風は風除けや部屋の中を区切る間仕切りなどに使われるようになっていきました。
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屏風の「下張り」って?
屏風は襖と同じように、障子のような木枠「骨」に、何種類もの和紙を張り重ねて、「下張り」をします。
そうすると、そりやゆがみが防げるし、乾燥や湿気にも強くなって、表面の絵画や書がぴんとはった、とっても美しい状態になるのです。
見えないところに手間をかけているから、何百年ももつのですね。
屏風ってすごいです!
紙の蝶番(ちょうつがい)
蝶番は開閉するドアなどをつなぐもの。
普通は金属の金具でできています。
でも日本の屏風は14世紀頃から、和紙でできた「紙の蝶番」が使われるようになりました。
屏風の各扇の外枠の部分を数段に区切って、和紙で互い違いに隣の扇とつなぎ合わせていくことで、360度開閉できるようになったのです。
日本人の工夫ってすごい!
ありがとうございます
屏風ってすごいですね。
折り畳まれた屏風を開いたとたんに広がるのは、まばゆいばかりにきらめく金地に描かれた風景、あるいは広大な秋の野原、そしてまだ見ぬ異国の風景や南蛮人の姿・・・。
そう、屏風は置くだけでその場の空間を変えてしまう力があるのです。
遠くから見れば大画面の迫力、近づけば、細かい部分をじっくり見る楽しみもあって、屏風の魅力は尽きません。
ぜひ、長い間日本人に愛されてきた屏風の楽しさや面白さを発見してください。
今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
日本には素敵なものがたくさんありますね、だから、楽しいです!
この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.
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