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今日から11月「霜月」 「神楽月」ともいいます

 

今日から「霜月」 早いものですね

こんにちは。

今日から11月「霜月」ですね。
今年の暑い暑い夏が今では思い出のように過ぎ、寒さが身にしみる季節となってきました。
だから「霜月」、字のごとく霜が降りるころです。

10月は気候が良く、美味しいものがたくさんあり、楽しい感じがたくさん。
12月は師走でバタバタしてますが、クリスマスや正月を控え、この月も楽しそう。
11月は?なんかぱっとしない月のように感じてしまいますが、何か楽しいことを探してみましょう。

 

11月の異称「神楽月」

陰暦11月の異称はいかにも冬らしい呼び名。
ほぼ太陽歴の12月にあたり、この月になると霜が降りるころになるから「霜降月」が、「霜月」になったといわれます。

「霜月」以外にも11月の異称は多くあります。
その一つが「神楽月」。
11月24日の土曜日には7月台風で延期になった「平国創生神楽」が枚岡神社で行われます
創生神楽の一人としてとっても気になる異称名。
11月には稲の収穫を祝うなどして神楽を奏することが多いためといわれます。
「知らず来て四方(よも)の宮居(みやい)の神楽月 立つ榊葉(さかきば)の音のさやけき」
室町時代の歌学書「蔵玉和歌集(ぞうぎょくわかしゅう)」に収録されている藤原定家作といわれる和歌です。

「神帰月(かみかえりづき)」もその一つ。
これは、陰暦10月(神無月)に出雲大社に集まった神々が、11月になるとそれぞれの国に戻るから。
出雲に集まった神々がお帰りなっても出雲の神は残っていらっしゃるでしょうから「神無月」になることはないでしょうね。

 

やっぱりお鍋でしょう

寒くなってきたらもちろんお鍋。
日本各地に地方色豊かなお鍋があります。
山の幸、海の幸、郷土の美味しい幸がお鍋にたくさん。
たとえば「きりたんぽ」は、米がとれた秋田でマタギの保存携行食糧「たんぽ」を切って鍋に入れたことがはじまりと言われています。

なべはもともと「肴瓷(なべ)」の意味だといわれています。
肴はさかな、瓷は土焼きの「かめ」のこと。
土焼きの器でものを煮たところから、「肴瓷」という言葉が生まれ「堝」の字が当てられるようになったそうです。
時代が移り、鉄器の普及によって金偏になり「鍋」という字になりました。

囲炉裏端で薪を焚きながらつるのついた鍋を煮炊きした時代は長く、鍋そのものが1つの世帯を意味していたと思われます。
鍋前で火床、調味、煮具合などを司るお母さんはその座をゆるぎないものとしました。
そこから「鍋座」「鍋代(なべしろ)」「女座」などのことばが生まれました。
今の「鍋奉行」とおなじかな。

みなさんはどのお鍋が大好きですか?
私の友達に鳥が入っていればOK、一年中鳥鍋でいいという鍋大好き人間もいらっしゃいます。

 

ありがとうございます。

11月といえば、もちろん紅葉ですね。
七五三もありますね。
今年の浄住寺の紅葉は下旬かな。
紅葉狩りには是非ともお煎茶セットを持って、紅葉の下でホッとする一服をお楽しみください。

早いもので今年も残すところあと2か月。
来年は元号が変わり、御世代わり。
残りわすかですが来年にしっかりとつなげていける毎日を送らなければ、です。

 

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
夏には長襦袢いらないと思ってましたが、とんでもない、長襦袢も大切な着物生活の一員でした。

 

参考
日本語、どうでしょう?
紀文アカデミー

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