これからの道は「自然との共生」
これから大切なこと「自然との共生」
こんにちは。
新型コロナウイルスで大変な毎日ですが、皆さまお元気にお過ごしでしょうか。
その中、医療従事者の皆さま、他多数の休むことができずに日夜激務の皆さまには感謝申し上げます。
一日も早い終息を祈っております(ワクチンができたら終息というのでしょうか)
ありがとうを世界中に
Arigato all over the World
ウイルスは自然界からもたらされる
どうしてウイルスが発生するかという疑問ですが、長崎大学教授の山本太郎さんはNHKのお話しでこのように語られていました。
「生態系への人間の無秩序な進出であるとか、地球温暖化による熱帯雨林の縮小、それによる野生動物の生息域の縮小によって、人と野生動物の距離が縮まってきた。
それによって、野生動物が本来持っていたウイルスが、人に感染するようになってきた。
それが、ウイルスが人間の社会に出て来た原因だろうと思います。
生態系と人間のつきあい方というか、開発という名の下に生態系に人が足を踏み入れ、野生動物が本来住むべき生態系を温暖化なんかによって狭めている。
そうしたことが合わさって、人と野生動物の距離がすごく近くなって、ウイルスを野生動物から人に持ち込む大きな原因になっているということなんだと思います。
そしてもう1つ、そうしたウイルスが出てきたところに、グローバル化があって、人口の増加、都市の出現で、人の移動が加わって、世界同時パンデミックに至ったと考えています。」
原因は人間中心主義から来るのですね。
自然を再認識しなければ
人類はその誕生以来、長い歴史の中でその大半を動植物と同じように自然の一部として暮らしていました。
しかし現在、私たちは他の生物と異なり大きな繁栄を遂げています。
何故でしょう。
その大きな違いは、動植物が気の遠くなるような長い時間をかけて、自分を環境に順応させ変化させながら進化を遂げ、生き永らえて来たのに対し、人類は天然資源の利用に代表される自然の恵みを享受するだけでなく、工夫を凝らして環境そのものを変えていく知恵も備えていたことでした。
自然を観察し、自然の法則を学び、これを尊重しつつ活用してきました。
そのことで今日の繁栄と豊かな暮らしがもたらされたことを私たちは知っています。
しかし同時に、今私たちは繁栄と引き換えに失ったものの大きさにも気付き始めています。
今度はそのサイクルを逆に辿りながら、自然の再生を図らなくてはなりません。
自然に親しみ、自然に学び、未来を創造するキッカケとして、自然を再認識しなければなりません。
私たちはこの叫びを「自然との共生」という概念に集約しないといけないと思います。
(市川市自然環境保全の資料より)
自然と共生するには
人と自然が共生するには、人間中心主義に偏よらず、自然中心主義にも偏らないバランスの取れた状態が大切です。
自然というものをどういう捉え方をするかは議論の分かれるところですが、海、山、川ばかりが自然ではありません。
人も道路も町もライフラインも自然の一部と言えなくもない時です。
私たちの生活環境は自然環境のもはや一部なのですね。
なぜでしょうか?
それは都市自体が自然の変化した形態と言えるからです。
これから大切なことは、「地球は一つ」ということでないでしょうか。
これは、「地球は一つしかない」という思いだけではなく、「地球上の全てはつながっている」という思いも含んでいます。
自分の周りだけ良くしても、持続可能な社会を築くことは出来ません。
例えば、自分の家庭だけ、CO2 の排出量を一生懸命減らしても、周りの人が今までと同じように CO2を排出していたら、地球温暖化は止まりません。
また、自分の家の庭先だけいくらきれいにしても、捨てたごみはどこかの誰かのところに行くだけで。
このように、持続可能な社会を築くことは一部の人の問題ではなく、全ての人の問題であり、そういう意識を全ての人にぜひ持ってもらいたいです。
意識が変わらなければ行動に結びつかないので、これは自然と共生する大切なことです。
ありがとうございます
1970年代の後半ぐらいに、人類が感染症を征服したという考え方が実はあったのだけれども、現状を見るとそうではありませんでした。
そもそも、人間が自然の一部である以上、こうしたウイルス感染というのは必ず起こってくるものです。
それでは、これからどうしていけばいいのでしょうか?
山本教授はおっしゃってます
「どう変わっていくかは別として、個人的には、発展を至上とした価値観というのは、変わる時期に来ていたのかなという気がしています。
必ずしも発展ということではなくて、環境の中において、我々が変わりながら常にそこに適応するというか、その中で生きていく、生き方を模索する。
経済的な拡大とは違う価値観であるべきなんだろうという気がしています。
持続可能な開発がおそらく必要なんだろうと思うんですね。
人間が地球の中で、こんなに多様な環境の中に進出できたのも、我々が感染症に対する免疫を失わずに獲得してきた結果である。
そういう意味では、今回のコロナウイルスについても人的被害を最小にしつつ、集団としての免疫を獲得していくっていうのが、目指すべき方向だと思っています。」
今のこの時期、仕事がなくなりそうで明日もわからない人たち。
感染を防ぐために最前線で働く人たち。
そして、自宅で終息を待つ人たち。
色々な方々がいらっしゃいますが、考えられる人からでも、これからの時代をどのようにしていかなければならないか考えませんか。
そして行動していきませんか。
色々なことを学ぶ今回。
起こっていることに無意味はありません。
全てが明日への糧です。
これからの世が、どうか今までと同じような自己中心型ではなく、自然の一員として物事を考えていきたいです。
今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.
#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld