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熊野おとなし和紙作り体験3

紙は610年頃日本に

こんにちは。

先日の熊野おとなし和紙つくり体験のお話し第二弾です。
願いが叶った和紙づくりです。
昨日の初日は、熊野の山に材料を刈り取る事から始まり、②蒸す ③皮を剥ぐ ④へぐりまでの作業を終えました。
2日目はどのような作業なのでしょうか。
楽しみ!楽しみ!

その前に和紙の魅力に触れてみましょう。
和紙と洋紙の大きな違いは原材料と作り方です。
洋紙は木材パルプを使って機械で生産されますが、和紙は主に食物繊維を使って人の手で作られます。
国内には和紙の産地が点在し、それぞれの伝統を継承した和紙職人が存在します。
長い食物繊維が絡み合い、しなやかな強靭性を備える和紙。
洋紙の耐久年数が100年ほどに対し、日本最古の和紙はなんと1300年前のもの!その丈夫さを活かして名刺、壁紙、インテリア、衣類など様々な用途で用いられる他、ヨーロッパの美術館では絵画の修復にも活用されています。
そんな日本の手漉(てすき)和紙技術がユネスコに認められ、国内の3つの和紙が2014年に無形文化遺産に登録されました。
この登録は和食に次ぐ快挙で、和紙の世界的な評価の高さがうかがえます。

ありがとうを世界中に
Arigato all over the World

 

煮て叩いていきます

二日目の最初は⑤煮熟(しゃじゅく)です。
ソーダ灰で2時間煮込み、その後冷水で茶色い色がきれいになるまで洗いほぐし、またへぐり、細かい残り部分のチェック。
昨日からですが、本当にマメな方がこのへぐりが性に合ってると思います。
特に今の時期に行う行者にんにく、らっきょう、梅、にんにく、生姜等綺麗に洗って下処理をきちんとすればするほど美味しくなる絶対に手を抜けない処理。
この和紙づくりでもへぐりをおろそかにすると雑物が混じり白い紙に黒い点が混じった出来になる。
共通してますね。

けど、この冷水でほぐして最終へぐりが一番厳しい作業だったんでしょうね。
なんせ真冬極寒の中、冷たい冷たい水の中にずっと手をつけてる状態。
私は暑い季節で水が気持ち良いからよかった。
冬にやる時にも好きな作業と思えるか?
それは考えただけでも大変ですね。

そして最後も大切な作業が、⑥叩解(こうかい)
綺麗に洗ってほぐした皮を棒で叩き繊維を潰します。
これを適当に叩くと粗い繊維が残った和紙になってしまいます。
本当は叩く前に川辺で天日干しをすると良いらしいが時間の関係上出来ないので叩きます。
自然のモノは光が当たれば当たるほど和紙が白くなり、色んな薬品で作られた和紙は黄ばんで来るそうです。
こうしてなんとか材料を整え、いよいよ紙漉きの為場所を本宮近くのおとなし工房へ移動。

いよいよ紙漉き

時刻は予定通りの13時30分を過ぎたくらい。
この時点で結構な達成感が身体中に沸き起こって、なんだかホッとします。
工房へ入ると沢山の押し花も準備されており、土筆やえ蓮華に青紅葉に藤の花と春の花が綺麗に揃ってました。

水の張った漉き船に材料を入れ、練り剤(本来はトロロアオイ)でとろみを付けて、マテと言う大きな櫛のような道具で混ぜ合わせます。
こんな貴重な道具を触らせて貰えるなんて興奮。
そして漉き具を材料の中に入れて、タテタテ、ヨコヨコを繰り返し均等に和紙を漉きます。
押し花は最後に置いて整えます。
漉いた和紙を丁寧にスポンジで水分を拭き取り、熱の板に張り付けて乾かします。
この乾かす道具だけが現代のモノ。
昔はモチロン一枚一枚天日干し。
全ての作業に無駄はない。

大変な作業を寒い冬に行い作られてきた和紙。
和歌山県高野山から和紙は全国に広まったとのこと。
和紙は古より日本各地で作られ、それぞれ地区の名前で呼ばれています。
しかし、現在では詳細が残っている和紙は数少ない。
原料が取れなくなった事や竹で作られる道具を作る職人がいない等様々な理由があります。
こんな貴重な和紙を材料から取り、様々な工程を体験させていただけて本当に感激です。

ありがとうございます

体験してこれで終わりではなく、和紙の歴史も勉強して、もっともっと和紙のことしりたくなりました。
和紙一枚作ることがどれだけ大変なのか。
きっと和紙だけではないですね。
人の手で作られるモノには、材料があって、沢山の人が関わっている。
当たり前の事を忘れてしまっているこの時代。
もっともっとモノづくりに関わり、モノを大切に考え扱う事を知らなければいけないですね。
これからの子供たちにも大切な事を伝えていきたいです。
すてき日本、伝統工芸を未来に伝えなければ。

今回の体験は【熊野和紙工房おとなし】の親方渕上さん、二日間一緒にしてくださった吉村さん、工房の皆さんのお陰で実現できました。
本当にありがとうございます。
更に和紙が好きになった事は言うまでもありません。
こちらの和紙漉きは土日に体験することが出来ます。
熊野本宮大社へ参拝の際にはおとなし工房で和紙を漉いて、本宮で御朱印をいただいて下さいね。

本当に、ありがとうございました。

参考:和紙の年表
きなりの

この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.

#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld

 

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