日本の七十二候 「桜始開」
日本の七十二候 「桜始開(さくらはじめてひらく)」
こんにちは。
いよいよ来ました、桜が咲く時期!
花といえば桜をさすほど、桜が大好きな日本人。
外人さんからすると、お花見など、花をこれほど楽しむ日本人が不思議なそうですね。
この時期、「花冷え」「花雲」「桜雨」「花嵐」など、お天気を見るときも桜と重ねて考えてしまいます。
そして今年はコロナ問題で毎年のようなお花見が規制されて楽しめないかも、ですね。
とっても残念。
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さくらは神さまの宿る木
日本人は古より桜が本当に大好きです。
では、いつから桜のことがでてくるのでしょうか。
桜を思わせるのは、古事記に書かれている木花咲耶姫命(木花開耶姫命)(このはなさくやひめ)です。
木花咲耶姫命は富士山の守護神とされ、葛飾北斎の絵にも登場します。
とっても美人でしたが、短命で若くして亡くなってしまいます。
これはまるで桜の木のような神様です。
桜という言葉がはっきりと出てくるのは、万葉集です。
当時の日本人は桜の木を神聖なものと考えていたようです。
(古来、日本人は自然全てを神聖なものととらまえていましたが)
それは「さくら」という名前にあります。
まず「さくら」の「さ」です。
「さ」という字は「さ神」を表しています。
これは田んぼの神さま。
「さ」は一般に「五月」「早」と書き「若く瑞々しい」様子を表す接頭語として表されます。
たとえば「五月(さつき)」「早苗(さなえ)」「早乙女(さおとめ)」などです。
そして「くら」です。
くらはご存知のように、神さまが鎮座する「台座」のこと。
桜の花が咲くころは田植えの時期。
田んぼの神さまが山に下りてこられます。
神さまをお迎えするために、食べ物やお酒をお供えしてお祝いをしていました。
なので「さくら」は「さ神」が鎮座される場所なのかもしれませんね。
散る桜も愛でます
咲いている桜だけでなく、散りゆく桜も愛でられてきました。
「桜吹雪」「桜嵐」「飛花」
また、水面に落ちて流れていく桜は「花筏」と呼ばれます。
「夢見草」は桜の異名。
桜と共に夢を見、桜に思いを重ねる季節です。
ありがとうございます
みなさんも、桜に思い出がいっぱいありませんか?
古来より桜は神聖なものとされてました。
お花見は梅だったそうです。
これから桜が咲き始めます。
桜を見ながら、素敵な夢をいっぱい見てくださいね。
そして一日も早いコロナの終息を「さ神」に祈りながら。
今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
週末はお花見に行ってきまーす。
(旧文:2013.03.26 再編集)
この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.
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