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母語(国語)は道具ではない。 精神そのものである

母語は道具ではない。 精神そのものである

こんんちは。

大変な毎日ですが、今日は4月1日。
新人社員や新入生が胸ときめかせ、会社や学校へ行くのを楽しみにしている今日と思います。
(実際にそうであってほしい)

今年度4月から小学校5、6年生で英語が正式教科となるそうです。
でも、英語に気を取られ、国語力の育成がおろそかになっては元も子もないですね。
早くから学べば英語ができるようになると考えるのは安易です。
でも英語を日々使う環境がなければ、すぐに忘れて身につかないことは専門家も指摘しています。

確かに幼児期から小学校にかけては言語吸収力が高いとされます。
でも国語の基礎が形成される大切な時期であることを忘れてはならないです。
国語力が思考を支え、理系を含め、あらゆる知的活動の基礎であることはこれまでも指摘されています。
小学校で重視すべきは英語より国語でじゃないでしょか。

ありがとうを世界中に
Arigato all over the World

 

京都デザインファクトリー代表の成願義夫さんのFBにも下記のように書かれていらっしゃいました。

言語の限界が思考の限界

週刊新潮の気になる記事から。

小学校から大学まで母国後だけで教育を受けて、ノーベル賞級の研究ができる。
そんな言語は英仏独露、そして日本語だけという記事。
あらためて考えたら、確かににそうだ。

日本より20年早く小学校での英語教育を導入した韓国では、その弊害として国語能力の著しい低下が起こっているという。
例えば、現在まで韓国のノーベル賞受賞者は平和賞が1人いるだけで、その他の物理学、化学、生理学・医学、文学の分野では0人。
現在受賞者数27人の日本との差は歴然。

韓国に限らず母国語より英語を重視している国はこの弊害に陥る傾向にあるらしい。
「言語の限界が思考の限界」という定説は、皆様ご周知のとおり。
つまり思考は言語で行うため、言語能力が低いと思考能力も低いということ。

ノーベル賞に関しては原因はそれだけでは無いが、国語能力を低下させてはならないと改めて思う。
ちなみに日本人ノーベル賞受賞者に英語に精通している人が多いのは、韓国のそれとは全く理由が違うことは言わずもがな。

母語は道具ではない。精神そのものです

英語学習に力を入れている文部科学省は、平成23(2011)年度から、小学校での新学習指導要領を全面的に実施し、第5、第6学年では週1回、年間35単位時間の「外国語活動」を必修化した。
これに続いて同省は、社会の
グローバル化に対応して「より早い段階から発音などに慣れ、コミュニケーション能力を高める必要がある」と判断し、小学校低学年から英語を必修にする検討を始めるという。このため平成25年度予算の概算要求に、調査研究費2500万円を計上した。
専門家会議が平成25年度中にまとめる報告書を踏ま
え、平成26年度にも中央教教育審議会に諮問し、次の学習指導要領に合わせ、小学校4年生以下の児童から実施したい考えだという。

◆「母語は道具ではない。精神そのものです」――井上ひさし氏
グローバル化社会を意識した文科省の英語教育重視の方針は良くわかるが、ここでじっくり考えてもらいたいのは「ものごとには順序がある」ということだ。
建築においては、まず土台をしっかり作ってから、建屋の建築にとりかかる。
この基礎を怠ると、いくら上に良い建物を作っても必ず歪んできてしまい、使いものにならない結果となる。
その兆候は社会の随所に出ている。
作家の井上ひさし氏が紹介している大事な事例を同様の観点から挙げたい。
近作の『日本語教室』(新潮新書)の冒頭で紹介している一つのエピソードだ。
それは、学習院大学理学部の木下是雄教授が書いた注目作の『理科系の作文技術』の一節だ。
木下教授は「弟子たちが英語で研究内容を書いたが書けない、書いても目茶苦茶なことが観察した結果分かった」という。
その上で「結局、自分の教え子たちは日本語を知らない、日本語を知らないから英語も書けないのだ」ということに木下教授は気づいたのです、と井上氏は説いている。
さらに井上氏はこう語っている。
「言葉は道具ではない。第二言語、第三言語は道具ですが、母語=第一言語は道具ではありません。アメリカでは、二十世紀の前半に『言語は道具である』という考えが流行しました。
アメリカの合理主義と相まって、一時期、世界を席巻しますけれども、やがてだんだんと、そうではない。
母語は道具ではない。
精神そのものであるということがわかってきます。
ですから結局は、その母語以内でしか別の言葉は習得できません。
……つまり、英語をちゃんと書いたり話したりするためには、英語より大きい母語が必要なのです」
母語は、日本人ならば国語だ。

ありがとうございます

数学者でエッセイストの藤原正彦氏は『祖国とは国語』(講談社)の中で数学者だけに実に論理的で体系だって国語教育の重要性を説いていらっしゃいます。

上から下まで「日本崩壊の危機」は現実のものとなっている。
こうした現象は国語教育の後退・劣化にあると藤原氏はにらんでいます。
「それ以上に重大なのは、国語が思考そのものと深く関わっていることである。
言語は思考した結果を表現する道具にとどまらない。
言語を用いて思考するという面がある。
……ものごとを考えるとき、独り言として口に出すか出さないかはともかく、頭の中では誰でも言語を用いて考えを整理している。例えば好きな人を思うとき、『好感を抱く』『ときめく』『見初める』……『初恋』『老いらくの恋』『うたかたの恋』など様々な語彙(ごい)で思考をいったん整理し、そこから再び思考や情緒を進めている。
これらのうちの『好き』という語彙しか持ち合わせがないとしたら、情緒自身がよほどひだのない直線的なものになるだろう。
人間はその語彙を大きく超えて考えたり感じたりすることはない、といっても過言ではない。
母国語の語彙は思考であり情緒なのである」と。

こんな時だから改めて今、そしてこれからこの国に(地球でも)とって大切なことは何なのかを考える時だと思います。
そして、日本の素晴らしいところを認識することが必要と思います。
その中のひとつが母語、国語力と思います。

一月にどのくらい本を読みますか。
ネット上でいろいろな検索はされますが、本も読みましょうね。
そして、日本人としての日本語、母語を大切にするいい時と思います。

私もいろいろな検索に時間をとるなら本を読むことにします!
今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

参考:留学生通信35号 平成24年11月15日
母語(国語)は道具ではない。 精神そのものである

この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.

#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld

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