「神宮の御塩」
神宮のお塩作り
こんにちは。
神宮では、年間千五百を超えるお祭りのほとんどに米(飯)と塩とお水が供えられます。
一年間分の神饌御料と修祓用の御塩作りが始まるのが、今月下旬の土用の頃。
この頃は、一年中で最も暑く、梅雨も明けて塩作りには最適な季節となります。
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神聖なる御塩
場所は伊勢市二見町西の御塩浜で、潮の干潮と満潮を利用した入浜式の製塩がおこなわれます。
海水に淡水が少し混入したほうがより粒子の細かい塩が取れるとされることから、この地が選ばれたそうです。
満潮時に海水を浜に入れ干潮時に砂についた海水の水分を炎天下で蒸発させ、これを集めて濃度の高い海水である鹹水(かんすい)を作ります。
鹹水を作るには幾多の工程があり、作業は一週間程度続けられ、樽に詰められて運ばれ、約一キロ東に鎮座する御塩殿神社内の御塩焼所で塩となります。
竃の上に口径約二メートルの平釜を据え、煮つめると塩の結晶が現れてきます。
一昼夜を通しておこなわれるこの作業によりできた塩が荒塩です。
秋の御塩殿祭の後、御塩殿で御塩焼固の作業により三角錐型の固形の塩、堅塩となって完成します。
焼固は春にもおこなわれ、各百個、計二百個を作り、外宮に納められます。
神聖なる御塩作り、一度は見てみたいですね。
(写真:かんぽの宿 鳥羽 画像提供「神宮司」)
今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
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これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.
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