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熊野おとなし和紙つくり体験1

熊野おとなし和紙つくり体験

こんにちは。

みなさまは、最近和紙を用いて何か筆で文字を書くとかされたことありますか。
和紙を使うことがなかなか少なくなりましたよね。
そのような中、熊野本宮の近くにあります「おとなし」さまの渕上さまにご案内いただき和紙つくりを原料となる三叉の採取からさせていただき、2日間にかけて最後はmy和紙を漉かしていただきました。
とってもいい体験。
これで少しは和紙のこと語れるようになりました。
次回は皆さまも一緒に行きましょうね。

ありがとうを世界中に
Arigato all over the World

 

和紙はいつからあるの?

和紙には1400年の歴史があるそうです。
日本書紀によりますと、610年頃に朝鮮の僧がその製法をもたらしたとされています。
それまでにも、越前などいろいろなところで漉かれていたと諸説はいろいろです。
610年頃はご存知の通り聖徳太子の時代、仏教を広めようと和紙に写経して用いられました。
ここまでは大陸から伝わった和紙つくりですが、平安の時代に入ると紫式部や清少納言たちの女流作家のご要望を満たすために薄くて強い和紙、日本独自の「流し漉き」が始まりました。
日本の文化はほとんどそうですが、平城時代に大陸から伝わり平安の時代に日本風にと独自の物づくりへと変わってきます。
和紙のおいても京の女性たちのお望み通りに日本風となってきました。

驚くべきことに、このころから一度使った紙を原料に溶かして、もう一度紙にするという、「漉き返し」も登場しています。
日本人はこういったことを大事にしてきたんですね。
今は何でも使い捨て、もったいない。
でも、これからの時代は変わってくるかも、物を大切にする時代へと!そうなりますように。

 

今回、体験をすべて段取りしていただきご指導いただきました、
おとなしの渕上さんです。
「本当のおもてなし」とは渕上さんがご用意くださったすべてのことだなと感じました。ありがとうございます。
見習わしていただきます。

 

日本人の礼の心 折形ってご存知ですか

平安時代に貴族の間で使われるようになった和紙は鎌倉時代に入ると武士にも用いられるようになります。
室町幕府の三代将軍足利義満が独自の武家礼法を制定し、内の礼法(外の礼法もあります)の一つに折形があります。
まだまだ貴重品の和紙ですが、贈答用に分厚く力強い和紙があらわれてきます。
1束1本と呼ばれ、紙の束と扇を一緒に送る慣習がありました。
武力だけでは世の中渡っていけない、こういう贈り物をするような根回しの力がすでに求められていたのです。
折形という贈答の形の文化が普及したのもこのころといわれます。

始めて知りました、折形。
折り紙の原型とされていますが、折り紙のことではないですよ、区別するために「おりがた」というそうです。
人生の通過儀礼や贈答などに使われる包みは、公家の社会では汚れの無いよう絹の布で包み絹の紐で結んでいましたが、武家は白く強い和紙に紙縒り(こより)で結んで使いました。
登城し高級な品を贈答する際に、直々に手渡しのできる限られた上級武家のみに使用が許され口伝で継承されていきます。
折り方や置き方、渡し方、吉凶の本数など詳細に決められた折形がありました。
2000年以上も続いている伊勢神宮の神事に使われた清浄心の白を基調とした絹や麻、木綿(ゆう)は公家礼法から、武家社会へと伝わりましたが、現代の私達の身の周りではご祝儀袋や不祝儀袋ぐらいしか目につかなくなっています。
日本人の礼の心(相手を敬い自分が一歩へりぐだる)を形に現した1つと言えましょう。

 

ありがとうございます

熊野おとなし和紙つくりのことを書こうと思ったら、体験してる時から知りたいと思ってたことを調べてしまいました。
一つのことを知るためには10、いや100ぐらいの周りのことも知らないと本当に知り得たことにはならないのかもしれませんね。
調べて知ったことそれぞれには、古からのとても大切な日本の心、文化をたくさん感じることがあります。
現代においてはそのような文化、相手を重んじる礼の心など何処へ行ってしまったのかというぐらい、我が強い世の中になってしまったのではと思うこともあります。
もともと日本人だけでなく太古の昔の人間は生きものの一つとして自然を大切に暮らしていたと思います。
そこにはあらゆるものに感謝する心があったと思います。
他の生きものも言葉こそ持っていませんが、いつも心からあらゆることに感謝して決して無駄なことはしていないと思います。
そんな生き物の一つとしてこれからの生き方を見直してみるいい時かも、いや、見直してみんなと楽しい時代を作っていかなければと思います。

今日はここまで(笑)
明日から和紙つくり体験を書いていきますね。
今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

参考:うるわし
折形礼法水引カルチャークラブ

 

この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.

#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld

 

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