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「旬を先取り」

 

こんにちは。

  つい先日までの猛暑。 いつの間にか朝晩涼しさを感じる今日この頃。 蝉のこれでもかという鳴き声から鈴虫の聞こえますかという虫の声。 季節の変わり目は心の変わり目。 そして、柄の変わり目。 これが楽しいのです。 こんな楽しみを与えてくれる四季に感謝。 日本にいっぱいいっぱいありがとうございます。    

「旬を先取り」

  旬を先取りしていく、その思いの根本にあるもの、それは季節を愛おしむ気持ちですね。 もうじき終わりをむかえて過ぎ去ろうとしている今の季節への慈しみと、来るべき次の季節の兆しや気配を感じとっていく・・・・・。       和服や帯留め、扇子、くし、手ぬぐいなどに描かれている文様は繰り返し訪れる季節に対する私たちの敬愛の表れなのだと思います。 それぞれについている文様の元になったものが同じでも、形は現代風にアレンジされたものや古くからあるものなど、いろいろなバリエーションがありますから、違いを比べてみるのも、楽しいでしょうね。 ちなみに、自分で身につけるときには、季節の柄はもちろん、縁起ものの柄を選ぶのも嬉しいものです。 たとえば、春なら学業成就の花として知られる梅、夏ならその色から富を連想させる金魚、秋ならひたすら前に進み、勝負どきによいとされる蜻蛉(とんぼ)、冬ならふっくらしていて福を呼んでくれそうなふくら雀、など。 こうしてみると文様には縁起ものもたくさんあることにきづきます。   ありがとうございます。   私は蜻蛉の柄が大好き。 お財布、雪駄の鼻緒、扇子。 大好きな柄を持つのも楽しいですね。 きものを着るようになって知った楽しみ「旬」。 洋服の時には「旬」を気にすることなかったですね。 秋ですね。 みなさまは秋で何を思いますか。 ・・・・・。 そう、それが旬。 身につけるものだけでなくても、さんまもあり。 「旬」を楽しめる日本、本当に素敵ですね。 この週末、旬をお楽しみください。   今日も最後までお読みいただきましてありがとうございます。 浄住寺も秋の姿に代わってきております。 お時間ございましたら遊びに来てくださいね。 (浄住寺の紅葉は11月末ごろと思います。写真は2011年紅葉の京都・浄住寺の壁紙(計24枚)より) (旧文2013.09.14:再編)  ]]>

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