1. HOME
  2. 和のすてき
  3. ありがとう
  4. 二條さま 古事記のお話しの2 第七話の4

二條さま 古事記のお話しの2 第七話の4

四代の神様

この四代の神様というのは、全て女性がどういう風に動いて来たかというのを表している神様だという事なのでございます。
もう一度、神様のお名前を申し上げておきます。
まず、一番最初の神様が「ウヒヂニ」「スヒヂニ」。
これは両方とも泥の神様なのです。
その次が「ツノグイ」「イクグイ」。
泥の神様がみんな泥んこ遊びをしていた、そこに一人の男の子を交えたら上手なのが出来上がって来た。
そしてすごく大きいものを作るようになって来た。
それが杭になった。
杭になったら、その杭を推す人達が出て来た。
これが「ツノグイ」と「イクグイ」という事なのです。
そして、「オオトノヂ」、「オオトノベ」という神様が出て来る。
「オオトノヂ」に「オオトノベ」というのは、ヒエラルキーなのです。
知らない間に女の人達はヒエラルキーを作っている。
男性はそれを「面白い」と使い始めるのですよ。
男性は嫌な生き物でね、それを上手く使うのです。
「君これやって。」と、それを言われたら嬉しいというところを掴んだ人がいる。
これが「オオトノヂ」「オオトノベ」の神様なのだと思って頂ければいいです。

ありがとうを世界中に
Arigato all over the World

 

 

「オオトノヂ」「オオトノベ」

女の人が作ったヒエラルキーの上にポーンと乗って、中国語ですけれども「適材適所」を使い始めるのが男子。
これが「オオトノベ」という神様。
適材適所まで行ったら、女の人達は、自分達がすごくいきやすいところでヒエラルキーの中に入る。
ましては、相手は「推し」、顔がどうなるかと言ったら「オモダル」。
顔がダラーンと垂れて、目がダランと垂れて、嬉しくて仕方がなくなる。
そうなったら、最後は「もうここで出来上がったわね」という話になる。
「もうこの人を推す必要はないね。私は次のところに行く。」
要は、これが「アヤシコネ」。
「あやしいこね方をする。」「アヤシコネ」。
「あやしい」というのは、今で言うこっちの「怪しい」ではありません。
「不確かな」という意味です。
不確かにこね始める。
こね始めて、「あ、今自分はこねられてるのだ。」と分かった男子がいたら、また「オオトノヂ」「オオトノベ」のように、「では、もう一つ大きい組織を作ろうか。」と女性達がなる。
それで成功して来たのが日本だという事です。
勿論、男の人の中で、ここでお山の大将になってしまい、そこで終わってしまう人もいます。
そうなると、女の人は「ああ、こねたらこの人なんともならなかったわ。」という事で、次の推しに向かって行く。
そこの国は潰れる。
大和朝廷になるまで、日本には200以上の小さい国がありました。
この200以上の国を、最終的には、今話したこのやり方を全て成功し尽くして来たのが天皇家だと思って頂ければいいです。
そして何が出たか。
いよいよ出て来たのが「イザナギ」・「イザナミ」という神様という事になります。

 

 

ありがとうございます

「イザナギ」・「イザナミ」という神様が夫婦神だと思っていらっしゃる方が沢山いらっしゃると思います。
実際に、古事記でも夫婦神として書かれています。
でも、実は夫婦神ではないのです。
実は兄妹だったという方が正しいらしいです。
ご兄弟がおられる方はお分かりになると思いますが、兄弟というのは完全な上下関係があります。
これは、下の方からは上下関係はあまり感じません。
ところが、長男、長女は完全に下にいた場合については、それは自分の子分だと思います。
それはどんなに歳をとってもです。
お兄さんがいたり、お姉さんがいると、実はどんなに歳をとっても下がどれだけ成功しても、頭が上がりません。
「イザナギ」と「イザナミ」というのは、そういう関係性があるのだと思って下さい。
勿論、夫婦神であるという事も間違いありません。
しかしながら、「アメノマグハヒ(?)(ミトノマグハヒ)」という言葉がセックスかどうかは分からない。
次回はいよいよ「イザナギ」、「イザナミ」という、皆さんが大好きな古事記にまつわる一番有名な神様をご紹介する事になります。

 

 

質問コーナー

●国が長く続くためには女性の推しがある国の方が長く続くと仰られていました。
例えばそれを会社で考えた時、小さい会社だと男性だけでやっているケースも多いと思いますが、これからメンバーを採用していく時、そういう女性を沢山入れた方が長い会社になるのでしょうか。

これは、女性という性が実際その形をした女性性かどうかはわからないという事です。
男性性と女性性というのが必ず集団の中には出来るのです。
変な話なのですが、男の子の集団を作ってそのまま閉じ込めておきますと、いわゆる雄の集団を作って閉じ込めると、子宮が出来る男の子が出来始めるのですよ。
男の子にはおっぱいをやるための乳腺がまだ残っているのです。
反対に、女子校に行きますと、女の子ばかりを閉じ込めておくと、ちゃんと男性性を持った女性みたいなものが出て来るのです。
不思議ですね。
ですので、決して女の人を入れるとか、そういう事ではないです。
これについては、古事記のもう少し後になって話しますが、古事記の話というのは、人間は必ず失敗するという話だと先程お話しました。
失敗をしないために勉強するのではなくて、失敗するという事を覚えるために勉強する。
眼目は何かというと、世界で初めて多様性を標榜したのが日本なのです。
何度も多様性についてトライしているのです。
例えば、皆さんが一番よく知っているのは、古事記よりも前に出来た言葉ですが、「和(やわ)らぎをもって尊(たっと)うしとなす」。
これは、聖徳太子が作った十七条の憲法です。
「和(わ)をもって尊(とうとう)しとなす」ではなく、「和(やわ)らぎをもって尊(たっと)うしとなす」となった段階で、和らぎ、つまりデコボコしているのは尊い。
そういう風な状態なのだと。
聖徳太子は、和らぎをもって尊うしとなすと、そういう風に言ったのに、すぐさま失敗するのです。
失敗してどうしたかというと、ニートになってはいなくて、あの人は引きこもりになるのです。
「十七条の憲法」とバーンと上げたのだけど、その時に推古天皇と蘇我馬子は、若い人が作ったという事で、やらせていた訳です。
そしてどんどん新しい事をして、外国人も沢山入れて、みんなで話そうぜとやった段階で、お爺さんに「ちょっとお前、もうやめろ。」と言われたのです。
そして失敗した。
何回も何回も、日本はそうやって多様性を標榜し、多様性の国になろうと思って失敗していく。
この繰り返しをしていって、「ああ、間違ったから、今度はここをこういう風にしよう。」でも間違う。
「またこういう風にしよう。」という風にして来たところで現在に至る。
会社を作る。
「そうしたら「その失敗をするよ」というのを思っていろ。」というのが、古事記の話であって、成功を導くためのものではない。
しかし、ここをすごく私はびっくりしているのですが、もしかすると、アメリカのせいで日本は多様性を勝ち得る事が出来るかもしれない。
アメリカという国が大東亜戦争で勝ってくれて、日本から文化を全部引き上げてくれた訳じゃないですか。
今、皆さんもアメリカナイズした教育を受けた人達ばかりな訳です。
今、白髪のお婆さんに至るまで戦前の教育を受けていません。
戦後の教育ですから、そういう国になってしまい、我々は知らない間に日本の正しい文化みたいなものを学ばないでもいい国になって来ている訳です。
だから、失敗した時のしがらみがなくなってしまっているのです。
「なんでもいい」になって来てしまっている。
したがって、この先、アメリカは本当に日本の文化を引き上げていってしまい、悔しいけれど、私なんかは大嫌いだけど、多様性という事で言うならば、実は日本は成功するかもしれません。
世界中で多様性に成功している国ってありますか?
アメリカは多様性に成功していますか?
していませんよね。
隣に黒い人がいたら仲良くしますが、心から仲良く出来ますか?
出来ないのですよね、あの人達は。
隣にヒスパニックがいたらヒスパニックと仲良くしているけれど、白い人達は本当に仲良くなっている訳ではないのですよ。
マネーで繋がっているだけなのです。
だから、あそこの国は多様性は全く成功している訳ではないです。
世界中で一番多様性を評謗している国は、成功していない。
ところが、ここにもし黒人さんが座ったとしましょう。
皆さん、「え?」と思いますか?
びっくりはするだろうけれど。
匂いも違います。
正直に言って、脇から香る匂いはびっくりするくらい日本人と違う香りがしますが、嫌だと思う人いますか?いないでしょう。
ここにヒンズー教やイスラム教を信奉している人がちょっと座ったとしましょう。
皆さん、「え、嫌だ。」と思う人、この中にいますか?
いないのですよ、日本って。
これが戦前までなら、「絶対に嫌だ。」と言った人がいたのです。
「そんな人と一緒には出来ません。」と、少し前までは。
私は高等学校の教員をやっていたのですが、「あそこの地域の人と一緒に勉強させないで下さい。」と言う親がいました。
そういうのもいたのですよ。
でも、この中に「あの地域の人と一緒に勉強したくない。」と思う人いますか?
あの地域とはどこの地域か分からないですけれど、そういう地域のある所ってありますか?今はもうないですよね。
残念ながら、我々の世代というのは、そういう嫌悪するようなものはなくなって来ていてる。
良いか悪いかは別です。
でも、おかげで多様性を勝ち得る事が出来るのでないかなと私は思っているのです。
私が死んでからか、目の黒いうちかは分かりませんけれど。
この弁から言えば、これから先の会社の運営とか企業とかいうのは、多様性と民族性というものをしっかりと理解した人達があらゆるベクトルを向くという事が成功なのではないでしょうか。
そう考えると、女性性の方を入れて色々な意見を集約しながら中庸をとるのではなく、ベクトルを決めない、というそういうのに成功していくような気がいたします。

 

 

●先程仰っていたように、大和朝廷に200くらい国があったわけですよね。
それを天皇家がどのようにしていったのですか?

一つずつ征服していきました。
征服の例が、「ヤマトタケルノミコト」というおじさんの名前に集約されているのですけれども、あちこちで征服をしていきます。
本当に、騙し討ちのような事までします。
征服するのですよ。
どういう力かというのは、これから先でお話させて頂きたいと思います。
大和朝廷が、どうやって日本を統一して来たか。
これは、征服という言葉に他ならないのですが、武力ではありません。
「騙し討ち」という武力ではないです。
むしろ、産業の革命だと思って下さい。
産業革命をした方が自分の国の益になると思った人達が、どんどん大和朝廷に服従していったのだと考えたらいいです。
それは、大陸であり、朝鮮半島との繋がりという事も否めないし、それから、2700年程前から2000年前くらいにヨーロッパからも沢山人が来ます。
そうする事によって行われた、あらゆる金属ないしは石の文化、こういったものをどのようにしていったかという事が、大和朝廷が使い方が上手かったがために、200以上あった国が一つにまとまっていく。
その、一つにまとまっていく歴史が、古事記のこの後の話になっていくという事になります。
特に、「イザナギ」・「イザナミ」の話はその話になりますので、是非ともお聞きになって頂きたいと思います。

 

 

●「推し」のお話なのですけれど、昔々の古事記の時代の方々というのは、強い男性を見つけて女性が推していったのか。
今だと、女性には母性というものがあり、ちょっと出来ない男性を頑張って育てて推すというパターンもあるから、どちらの国が上手くいくのだろうなと思いながら聞いていました。

後者です。
何故かというと、この古事記を作らせた天皇というのは、持統天皇という女性天皇なのですが、日本に母系を初めて作った天皇なのです。
自分の夫、天武といいますけれども、天武という男は非常に弱い男だったのですが、女の人を沢山作るのです。
沢山子供を作るのですが、自分の推した亭主の血が他の豪族に殺められる事が嫌で、というか頭に来てしょうがなかったものですから、全部自分の子供にするのです。
そして弱い子から育てていくのです。
そこに女の人が育てた天皇の予備軍達を沢山作って、「どうだ。」というように、自分のお気に入りから天皇にしていく。
最後の最後に「カルノミコ」というのがいまして、それは夭折してしまうのですけれども、やはり、「推し」には弱い子を推していくような風潮があるようです。
強い子を推してもつまらないらしいです。
これは、今だけではなく昔からですね。

 

●女性の方が作っていく、女性性を持っている所が比較的成功していくというお話だったのですけれども、海外の日本以外の所に目を向けると、結構当てはまるのは、イギリスみたいな国で、女王が治めると国が安泰して、男が治めるとなにかギスギスして荒れるみたいなところがあるのも、それもやはり、世界中というか人間そのものが、女性性が国を作っていく形で上手くいくというのが人間として備わっているからなのでしょうか?

日本が島国だという事がわかったのは最近なのです。
約2000年ぐらいしか経ってないのですよ。
だから、自分の国がこんなに狭い中で外にも表にも出ていけないとわかり始めたのは2000年ぐらい前の話で、それまでというのは、全部同じだと思っていたのですね。
今私が話しているのは、日本だけに捉われている話ではないです。
要は、成功した国が、女性がどういう風にして動いていって、それをちゃんと御せていたかどうか、ないしは、それよりももう一つ大きい国にしていくために、女性がどういう風に動いたか、その動きが成功したのが今残っている国だと思っていいです。
そして、他の国はそれを歴史書に書いていないのですよ。
何故かというと、一番最初に書けと言った人が女性だったから女性史になっただけで、世界に残っている世界史というのは、みんな男性が書かせているものばかりだから女性の歴史が残ってないのです。
日本だけは、たまたまその時代に女性が書けと言ったものだから、女性史が残ったと思ったらいいと思います。
でも、世界中ともども、女性は同じような動きをする。
そういう生き物です。
そこが成功したならば、そこがちゃんとした国になるのですよ。
失敗すれば、ちゃんと滅んでくれています。
幸いにして日本が滅んでいないのは、ずっと女性が成功しているということ。
万世一系と天皇は言いますでしょう。
天皇の時代がずっと繋がっている。
これは女性の時代がずっと続いているという事なのです。
先程の多様性の話ではないけれど、今、危ういのは女性の時代が少し変わって来てしまっているかなと思います。
女性も男性みたいになろうとし始めているではないですか。
だから、この先、歴史で経験した事のない歴史に突入していくという、面白そうですけれどね。
世界中でそうですが、今まで、女性というのがちゃんとしている国は、国として安泰であるし、平和であるという事だと思います。

 

この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.

#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld

 

関連記事

最近の記事

アーカイブ