二條さま 古事記のお話しの2 第八話の4 2024.09

イザナミ
どうして、じゃあ、イザナミっていう人が女の人っていうかね、女の神様に日本人が思ってるかっていうと、イザナミっていう国が女の人のような動きをしたんだと。
女の人のような動きをした。
どういうことかと申しますと。
まずは、お父さん、イザナギが一生懸命作ってるんですよ。
で、お母さんは一生懸命それを支えます。
どういう風に支えてるかっていうと、出雲から一生懸命材料を持っていって支えます。
で、2人で持って領土をどんどんどんどん拡大していきます。
どこまで拡大したかっていうとたぶんですね。
白川の関、福島ぐらいまで一気にいきました。
ガーッと。
そのぐらい金属って強かったんだな。
石なんかに比べると。
で、割れちゃったら石はダメだけどさ、金属はさ溶かして作ればまた作れるんだから。
ねえ、で、量産したのよ。
どういう風に量産したかっていうと。
これね。
これもね、異物で残ってる。
金科玉条ね。
ありがとうを世界中に
Arigato all over the World
出雲の遺跡 荒神谷(こうじんだに)
こういう風になってて、ここから流し込むとワーッと入っていって、ここチョンチョンチョンチョンチョンチョンと切ったら、これが金属の中に入っていって全部で7つできる。
まあだいたい10とか15とかね。
一気に作ることができるっていうやり方も大陸の人が教えてくれるから、そういうやり方でもって、武器は量産できるじゃん。
材料があったらどんどんできるわけよ。
でこれね、荒神谷(こうじんだに)って出雲の遺跡ではこういう形で出てきちゃうの、切る前のやつが。
だから大陸と同じような作り方してるんだなってことが分かった。
で、そのやり方も製法もそういう風にしたんだなってことも分かった。
国宝です。
なんていうのかな、需要っていうか、マーケティングもちゃんとして、九州はもう武器が渡ってるので活気に走っていくわけ。
東の方はまだまだ未開拓だから、どんどんなんていうの、剣が欲しがられるっての。
そうすると、どうなるかっていう楽器、銅卓っていうけど、銅でできた鈴みたいなやつ。
出雲を境に西側の方に多い。
東側の方は銅剣っていうのがいっぱい出てくるわけ。
これだから、さ、多分ね、ちゃんとマーケティングして、そういうのが欲しいなっていうところに、そういうものを落としていくみたいな。
で、どんどんどんどん勢力拡大していって、イザナギも九州の男だからさウハウハになったわけよ。
麻生さんみたいになっていくわけ。
自分が殿様でね。
後ろを見ないで前にどんどん行く。
行け行けどんどん
トトロの森ってのはカツラの木
ところがさ。
お母さんはずっとお父さんのやり方を見ていたわけ。
ある時、多分大陸からもう一波、波が来るんだ。
それがね、出雲の日の岬ってところにたどり着くんだよ。
何を持ってきたかって言ったら、強い火力持ってきてくれたわけ。
それも、どうやら日本にたくさん植わってるとか。
それを燃やしたら、すげえ火力が出るっていうのを教えてくれる人が来ちゃった。
日本の雑木にはね、桂(カツラ)っていうのがいっぱい生えてるんだ。
これが燃やすと油があるからカツラってのはシナモンのことですよ。
シナモンって燃やすとパチパチパチって音がして、すごい火力が出るんだ。
それまでは松しか植えられなかったけど、松ってさ育つのに時間がかかるんだよ。
カツラは植えたらすごい、すぐ育つ。
すぐ雑木林を作る。
トトロの森ってのはカツラの木だからね。
真ん中切ると、ひこばえがこうやって出て、また大きくなってそれ切ると、また、ひこばえになって真ん中が空洞になって一本の木みたい。
100年でもってだいたい1メートルになります。
あの幹が。
で切るじゃん。
横から木のひこばえって言って、ひょーっと出てくるんだよ。
それが100年経つとまた1メートル。
どんどん切ってどんどん増えていく。
油があるからものすごく高温になる。
それがね。
出雲にたまたま、なぜかというと、出雲に原料があるから多分大陸の人も欲しかったんだと思う。
じゃあ、その火力を上げればいいっていう方法を出雲の人に教えたんだ。
素敵な金属 アイロン
あれだね、あの、図にのってるお父さん、後ろでもって内職して、もしくはへそくりしてお金貯めたお母さん。
ある時、お父さんよりも経営や技術をつけちゃったお母さんがいたらごめんなさい。
熟年離婚です。
あんた、勝手にして、離婚してって、離婚状を叩きつけられる。
今も昔も同じだね。
出雲の人が多分金属作るの上手になっちゃったんだよ。
それも出雲には銅だけじゃなくて、ものすごく素敵な金属があったの。
アイロン。
アイロン。
鉄よ。
鉄がさ、川にゴロゴロしてたわけ。
日の川ってところに、
それを高温で溶かしたら銅なんかさ一回ポコってやると、穴がポコンと開いちゃうからね。
高温で精錬すれば精錬するだけ、すごく強い金属を奥さんの方が作れるようになっちゃうの。
知らないのはお父さんだけ。
へそくりしてるの。
うーんと、負けちゃう。
それだがらね、夫婦のケンカでもって負けるなんてね、体力的に言ったらかなうわけないから、だから僕は男女じゃないって言ってる。
もう国と国と同士だってことしか考えられないじゃない。
兄弟ぐらいにしか考えられないよ。
ないしは兄、妹ぐらいしか。
結果、妹の方が強くなったっていう。
兄はコテンパーです。
どのぐらいコテンパーになったかっていうと、さっきまで白川の関まで行きましたが、ガーッと押し戻されて、なんと鹿児島のちょっと手前ぐらいまで押し戻されちゃった。
負けに負け続ける。
だって相手は銅剣で、こっちはだって鉄剣だもん、かなうわけないよ。
強さが違うもん。
何回もね、途中から僕も一時期男の時代あったからわかるけど、ごめんとか言いに行ったんだと思うよ。
ちゃんと反省すんの
何回も向こうの技術があったけど、俺のところで教わったんだから俺のところでやらなきゃダメだよ、みたいに最初は高慢チックで言ったんだけど、だんだん僕も折れて言ったんだけど、相手は許さなかったね。
徹底的です。
もう徹底的にやっつけたんだと。
もう完膚なきまで。
いやそれまでだってさ、福島までさ我が者で通ってたのがさ、鹿児島まで押されていっちゃうのよ。
よしひこだったらもう泣きたいだろ。
普通だったら、私だったら自殺するね。
実際、古事記にもそうやって書いてあるけどね。
最終的に隠れるっていう。
隠れるって死んだってことでしょ。
おかくれになるんだけど、そのおかくれになる前に、ここが実は肝なんですよ。
九州の男の肝はここにあった。
ちゃんと反省すんのよ。
反省したんです。
反省したから今があるんです。
今日のお話の肝はですね。
実は人心とはすなわち金属の加工、これのやり取りで、イザナギ、イザナミいという神様が成立したんだという風な問題。
そして最終的にはイザナミという神様の一族が、イザナギを完膚なきまでに徹底的にやっつけるっていう話が、あのイザナギ・イザナミの古事なんです。
カグツチ、ハニヤスとミクマリ
古事記では、イザナギとイザナミが最後に作った神様の名前が残っています。
カグツチという名前がありますけども、このカグツチという神様は火の神様です。
これはお二柱で作った最後の神様だという風に言われているんです。
最後の神様は何です、カグツチが
で、イザナミ、奥さんの方はカグツチが生まれたら、きっと呪われた子になるということを予測して出産する時にまず脱粉するの。
脱粉したうんこの神様のことをハニヤスって言います。
粘土の神様だ。
火と粘土があったら、器ができるだろう。
それから失禁します。
産む時に。
これはもう意図的に失禁するんだよ。
ミクマリの神って言います。
水の神様だ。
水の神様と粘土の神様をカグツチのために生んでいくの。
イザナミは。
やっぱ女の人って用意習得だね。
まず、子供が呪われた人にならないように。
粘土の神様を生んでおけば、火はちゃんと器にしてくれるから大切だと思われる。
水は沸騰すれば飲むことができる。
火の神様が生まれてから、自分がこのカグツチを産んだら死ぬんだっていうことが分かっていたイザナミは、ハニヤスとミクマリの神を残して死んでいきます。
頭に来ちゃったのはさ、イザナギなわけ。
最愛の女房を、火の神ごときに奪い去られたので、生まれたと同時に持っていた十束剣 (とつかのつるぎ)っていう剣で首をはねるんですよ。
はねた首はバーンと飛んで、高天原じゅうのかまどに火をつけていって母親の住まう黄泉の国に行きました。
お母さんと首が、胴体はバーと血が出ます。
バーと血が出て地面にすわれるとニョキ、ニョキ、ニョキ、ニョキと五穀が生えたって言うんです。
イザナギとイザナミの話し
火の神から五穀が生えたって分かります?
我々は、炭水化物を得ることは、火を五穀に入れて火星か化成化しないと食べられないんですよ。
すなわち、火がないと炭水化物は食べられない。
お米は生で食べたら体壊すからね。
火が入って初めて食べられるようになるんですよ。
だからカグツチの体からは五穀が生まれます。
バーと飛んだ血が石にジャーッとかかるんです。
そうすると石が真っ赤になりました。
何の神になったと思います?
石が真っ赤になる、金属の神様になります。
タケミカヅチという。
これはもううちの一族の先祖神様ってことになりますよ。
藤原家の先祖神がここで生まれます。
という風に、カグツチは首を切られ呪われた子になるんですが、我々の生活になくてはならないものを残していきます。
この神話だけでも、さっきの話にちょっと似てない。
金属が最初重要だったんだけど、呪われて火力によって夫婦別れする。
出来上がったものは、結果一番強い鉄器っていうものになり、炭水化物は我々にとってとても大切なもの、米です。
という風に、古事記にはそういう事柄で書かれたようになっております。
最終的に悔やんだイザナギは黄泉の国、出雲まで行って詫びに行くんだけれど、結果的に詫び方が悪くて、えっと、おい帰って来いよみたいなこと言っちゃうから。
そこでね、ごめん、もうほんとごめん、ほんと帰ってきて、もう何でもするからって言えば、そお、じゃー、でも、ちょっとやったんですよ。
だからイザナミも、わかったじゃあ帰ってやるかみたいなこと言ったんだけど、
道々で、またさ、亭主が女房の癇に障ることを言ったんじゃない。
結果的に俺のとこ来るんだ、なみたいなことをボロっと言った。
はぁ一、緒についてってやってるんですよ、こっちは、っていうことでガーと攻められます。
ものすごい攻められます。
どのくらい攻められるかって言ったら、もうけちょんけちょんけちょんけちょんです。
というお話がその部分に書かれている、イザナギがヨミの国から帰ってくるという話になっていくわけ。
いい、今日一日でイザナギとイザナミの話はしきれなかったね。
次回はですね、この負けたイザナギがどうやって復活するか。
さっきも言いましたが、どう反省して、結果、今の日本はイザナギの一族だから。
負けたんだよ。
徹底的に負けたんだよ。
でも九州の男は反省することは知っているんだ。
その反省の仕方が素晴らしかった。
これについてお話をさせて、どういうふうに人心が動いたかという話を11月させていただきます。
この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.
#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld