お盆と月の「蜜月関係」 満月の夜のお楽しみ

お盆と月の「蜜月関係」
こんにちは。 「旧暦」は自然の「月」の動きと深く関わっていました。 このことが、お盆や盆踊りにさまざまな彩りをあたえていました。 また、現在では、7月盆でも8月盆でもお盆の季節はやっぱり「夏」ですが、旧暦では、お盆の季節感覚はむしろ「秋」になります。 ここでは、明治時代以前の日本人がならだれもが体験していた、旧暦のお盆の特徴を見てみましょう。 「旧暦」の正式名称は「太陰太陽暦」といいますが、この「太陰」とは、「月」のことをさす古い中国の言葉です。 ちなみに英語で太陰暦を lunar calendar といいますが、やはり月(ルナ)にちなんだ言葉です。 太陰暦は、その名の通り自然現象としての月にぴったりとリンクしています。 「1月」「2月」は、じっさいに「今年最初の月(の満ち~欠け)」「2番目の月」・・・のことを指しています。
さて、お盆と月の関係です。
旧暦のお盆の中心「7月15日」は、自然現象の月との関係でいけば必ず満月になるという、実にすてきなシチュエーションになっているのがポイントです。 お盆には祖先の霊が戻ってくるわけですが、多くの地方が8月盆を採用したのは、「月の光を頼りに先祖霊がやってくるという考えから、梅雨空の新暦盆(7月盆:引用者注)をさけ、あえて月光の美しくなる月遅れの8月盆を選んだ」(三隅治雄「日本の民謡と舞踊」大阪書籍)ためだ、という説もあります。 月の光は、お盆の中でも大切な役割を果たしていたんですね。 ちなみに、民俗行事上の正月とされる小正月(旧暦1月15日)も、やはり満月でした。
ありがとうございます。
旧暦とお月さまの関係。 昔の人は、お月さまを愛でながら、いろいろな楽しみを作っていったのですね。 ちなみに今日の月齢は19.2. 満月ではないですね、残念。 今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 お月さまを楽しみましょうね。素敵な日本の文化だから。 ]]>コメント ( 0 )
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