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日本の童謡から学ぶ日本の優しさ

たくさんの「優しさ」が

こんにちは。
幼いころから口ずさんでいる日本の童謡。
私達は、知らず知らずのうちにたくさんの童謡を、口ずさめるようになっています。
昔懐かしい日本の童謡には、たくさんの「優しさ」が込められていますよね。

ありがとうを世界中に
Arigato all over the World

 

母を慕う思いを歌う優しさ

日本の童謡には、母を思う気持ちを込めた歌があります。
遠くにいる母が手袋を編んでくれたことで家族愛が募る「かあさんの歌」。
哀愁漂うメロディーに、家に帰りたくなるような気持ちになりませんか?
離れていても親や子を思う気持ちに、親子の絆を強く感じます。

 

子供が母を呼ぶメロディーで始まる「おかあさん」。

こちらの童謡は、幼いころ誰もが母に対する想いを、素直に表現している優しくなれる楽曲です。
母親のおおらかさや匂いが、子供のころは特別に思えたことがありませんでしたか?
甘えられる存在は、子供にとって必要なものです。
この安心感が、心優しい感情を育むことに繋がっていくのではないでしょうか。
日本の心は言葉には出さずに心で想う 日本の童謡の特徴は、哀愁漂うメロディーに、どこか切ない歌詞に隠されています。
「ふるさと」は、故郷や両親を思い、目頭が熱くなるような溢れる感情が止まらなくなる楽曲です。
辛いことや悲しいことがあった時、家族に頼りたくなりますよね。
しかし、日本人の美学として、思ったことを全て吐き出すことが出来ず、一人で解決しようとすることが。
心の中で想う気持ちは、いつも優しい気持ちで溢れています。

 

子供の優しさに心が救われる

「あめふり(あめあめふれふれ)」は北原白秋が作詞をした、日本の童謡です。
蛇の目傘で子供の学校のお迎えに来てくれた、母との楽しい雨の日の帰り道の歌ですよね。
母が迎えに来てくれた喜びを上手く表現され、無邪気な子供の気持ちが伝わります。
しかし、雨だからと言って傘を持って迎えに来てくれる親もいれば、ずぶ濡れのまま下校しなければいけない子供もいますよね。
母と一緒の帰り道で、傘を持っていない子供に、自分の傘を貸してあげる優しさは、母親目線で見ると誇らしい気持ちになります。
母親の傘に入って親子で帰る姿が、雨降りの憂鬱を吹き飛ばしてくれるような心温まる童謡です。

 

子供を思う気持ちはカラスも同じ

日本の童謡は、相手を思いやる気持ちが特徴的と言えます。
カラスの子供を思う気持ちを表現した「七つの子」。
いろいろな鳥が鳴いているのを耳にしますが、カラスの鳴き声だけは声も大きいのですぐわかりますよね。
しかし、「七つの子」の歌詞を思い出すと、山で待っている子供たちを思って鳴いているのか・・・と思うと、親の優しさを感じます。
夕焼けの空にカラスの気持ちが表れているような、切なさも感じるところが和の心なのかもしれません。

 

ありがとうございます

生き物を眺める時は、気付かれないようにそっと様子を眺めることがありますよね。
この動作も優しさではないでしょうか。
「めだかの学校」は、タイトルからも想像できるような、ほっこりさせられる雰囲気が感じられます。
川の中にいるメダカの群れを、逃げないようにそっとのぞき込む姿は、微笑ましい光景ですよね。
今では、メダカが泳いでいる風景の小川を見掛けなくなりました。
何気ない光景ですが、心が温かい気持ちになりますね。
日本の童謡には、明るいものから暗いものまで、多くの曲が子供たちの中でも歌われています。
子供のころに歌った童謡も、大人になってから聞き直してみると、感じ方が違うことがありますよね。
言葉の一つ一つに、優しさと愛情を感じることはないでしょうか。
しかし、歌詞の世界を覗いて見ると、心の中の気持ちを歌っていることが多く、態度ではわからないことの方が多いような気がします。
寡黙な日本人というイメージが強いのですが、これが日本の美学であり見えない優しさでもあります。
押し付けないさりげない優しさを感じ取り、日本の童謡を通じて和の心をもっと身近に感じたいですね。

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
(写真:母が好きだった歌CD表紙より)

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この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.

#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld

 

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