風呂敷と聞いてイメージするのは、お菓子の箱や衣類を包む、いわゆる結び目のない平包みや一番上で真結びをするお使い包みだと思います。でも一枚布からできている風呂敷は、他にも色々包める魔法の布なのです!色々な包み方で、風呂敷を活用しましょう!
一番格式の高い平包み
結び目なく、一番シンプルな包み方ですが、この平包みが最も格式の高い包み方です。お歳暮やお中元、お年賀、目上の方のお宅へ訪問する際など、お土産をこの平包みで持っていくと良いでしょう。
ベーシックなお使い包み
1つめの端と端は結ばず折込み、もう一方の端と端を真結びにするお使い包み、という包み方。常識のある風呂敷の包み方ができるか、というお題で、某テレビ番組にも取り上げられていました。真結びは、結んだ先がしっかりと左右に分かれていることがポイント。縦結びになってしまわないように気をつけましょう。まっすぐ結べたらリボンの形を整えると見栄えが良いです。また、リバーシブルの風呂敷を使うことで裏地が美しく見え、よりおしゃれで華やかになります。お使い包みというとピンとこない方も、実はお弁当を包むときに自然としている方が多いと思いますよ。
これは便利!瓶包み
贈答用に購入した場合はもちろん、お店がワインに合わせた袋を用意してくれます。しかし贈答用に購入したわけではないけれど、お友達の家に差し入れとして家にあったワインボトルを持って行こう・・・と思った時にちょうどいい袋が見つからず困ってしまうことはありませんか?そもそも縦長の袋なんて瓶以外で使いませんし、大きめの袋で代用しようとすると、ゴロゴロと転がって割れないかが心配です。
そんな時に活用できる包み方が、風呂敷での瓶包み!結び目で持ち手を作ることができる包み方です。そのまま持っていくこともできますし、風呂敷がクッションになるため、少しくらい大きい袋に入れて運んでも安心ですよね。
風呂敷の大きさによって、ワインボトルでも一升瓶でも包むことが可能です。
またなんとこの瓶包み、2本同時に包むための包み方もあるのです。瓶と瓶が直接擦り合わないように包むので、割れる心配も少ないですよ。
華やかなラッピングに最適な束ね包み
前後左右の端を頂上で1つに束ねて結ぶ束ね結び。束ねたところに、ぐるっと一端を巻きつけて布と布の間で固定します。しっかりと固定するのが難しければ、結び目にリボンを巻いても素敵です。さらに和のお花を添えるとさらに華やかになり、もらった人もより一層喜んでくれるのではないでしょうか。
ティッシュケース包み
お家にいくつかあれば助かるティッシュボックス。1つ2つはティッシュケースに入っているけれど、いつのまにか増えた残りの2つ3つはティッシュボックスそのままで使っている・・・なんて人はいませんか?そんな人に最適な包み方が、ティッシュケース包みです。
ティッシュボックスの左右で真結びをするだけで、あっと今に素敵なティッシュケースに早変わり。使っていない風呂敷がある人は、ぜひこの包み方で活用してみてください。
風呂敷をバッグとして使う包み方
ここ数年、風呂敷バッグとして、風呂敷風のバッグも販売されていますね。
もちろん、本物の風呂敷でも簡単にバッグを作ることができます。包み方は実に様々。エコバックとして使えるトートバッグ。小さな巾着のように結んで包む、和装にぴったりの小型バッグ。この小型バッグはカゴバックに入れて使うこともできます。他にも取手としてリングなどを用いたバッグなどがあります。決まった形にとらわれず、変形自在な風呂敷で自分だけのオリジナルのバッグを作ってみるのも楽しいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ただお菓子や衣類を包んで運ぶだけではないこの風呂敷。どんな形にも変形する、魔法の布のようですよね!持っているだけでは宝の持ち腐れですので、色々な包み方でぜひ活用してみてください。
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「風呂敷」
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