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万華鏡を知る~昔ながらのおもちゃ~

万華鏡を知る~昔ながらのおもちゃ~

万華鏡を知る~昔ながらのおもちゃ~

万華鏡というと、どのようなものを思い浮かべますか?手に納まるぐらいの大きさで、筒の周りに綺麗な千代紙が巻きつけられているものではないでしょうか。実は万華鏡にも色々と種類があるのです。今回は各地の美術館や博物館、販売店をご紹介します。

仙台万華鏡美術館

まずは、東北の宮城県仙台市にある美術館です。秋保温泉郷近くに建っているため、秋保温泉の隠れた名所として、知る人ぞ知る美術館となっているようです。オープンは1999年の8月で、国内外の万華鏡が展示・販売されています。万華鏡の手作り教室が頻繁に開催されており、ネットショッピングでも万華鏡が買えるようになっています。
手に触れられる万華鏡があるのはもちろん、アート作品としての作家の万華鏡も数多く展示されています。館内での撮影は禁止ですが、撮影が許可されている場所も用意されています。自分の姿を万華鏡に映すことができる作品など、記念に撮影できるのが嬉しいですね。

京都万華鏡ミュージアム

京都府京都市内にある万華鏡ミュージアムは、観光客も多い大変賑やかな場所から少し通りを入った場所にあります。NPO法人「京都万華鏡こう房」が2004年に開館した施設です。万華鏡作品を250点ほど所蔵していて、京都という土地ならではの、京都らしい万華鏡も多く展示されています。例えば、舞妓の像の中に万華鏡が隠されていたり、京都の焼物を使った1メートルにもなる大きな陶製の万華鏡があったりと、見る者を魅了する万華鏡が並んでいるようです。
また、館内にはアートギャラリーがあり、芸術家や学生、市民のためのレンタルスペースとして提供されています。併設されているカフェテリアでは、軽食を楽しむこともできます。万華鏡教室やワークショップ、「万華鏡ファンタジー」という映像作品の上映などがありますので、一日中楽しめる場所になっています。

日本万華鏡博物館

万華鏡コレクターの大熊進一氏が1998年に開館したの個人の博物館です。当初は東京都渋谷区にありましたが、2012年の9月に埼玉県川口市に移転しています。個人の博物館とはいえ、そのコレクションの数は約2400本にも及びます。来館には予約が必要ですが、日本万華鏡博物館オリジナルのキットで万華鏡を作ることが出来るそうです。大熊進一氏は日本随一の万華鏡コレクターとして数々の著書も出版されています。来館すれば、館長の大熊氏自ら案内してくれるそうですので、万華鏡のお話をたくさん聞くことが出来そうです。

万華鏡の販売店

博物館や美術館以外にも、万華鏡を専門に販売しているお店ではたくさんの種類の万華鏡を取り揃えています。特に、東京には万華鏡専門店が多くあります。1994年にオープンした麻布十番にある「カレイドスコープ昔館」は日本初の万華鏡のみを扱う専門店です。また、銀座にある「ギャルリーヴィヴァン 銀座ヴィヴァン」は日本のみならず世界中のアンティークものから最新のアートな万華鏡まで、常時3000点以上を取り扱っています。2011年にオープンした上野にある「創心万華鏡」は、まだ歴史は浅いですがオリジナルの万華鏡を揃え、現代の万華鏡作家の作品を多数取り揃えているようです。代官山にある「万華鏡専門店 リトルベアー カレイドスコープアートスクール」は、万華鏡作家の山見浩司氏のお店です。山見氏はメディアにも多数出演されており、作品の販売はもちろん、プロ養成コースもある万華鏡の教室も開いています。

万華鏡は、二度と同じ模様は見られないと言われています。万華鏡は、日常を忘れるような美しい世界を見せてくれます。さらに奥深い万華鏡の世界を知るために、美術館や博物館を訪れてみるのはいかがでしょうか?

 

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