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神さまご、先祖さまにもっと甘えていいですよ

 

半夏生

こんにちは。

夏至から11日目、7月2日頃からの5日間を七十二候では「半夏生(はんげしょう)」といいます。

半夏生は、この時期にサトイモ科の半夏(烏柄杓(からすびしゃく)が生えるから、あるいはドクダミ科の半夏生(片白草)の葉が半分白くなることから命名されたといわれています。

農事歴では「半夏生までに田植えを終えること」とされています。

そして「この期間には天から毒が降るから井戸を覆うこと」といった物忌みの言い伝えも残っています。

天からの毒ってなんでしょうね。

さて、今日は、古来より自然と共にそして神を崇敬してきた日本人。

康光岐さんの「幸せを呼ぶ日本のしきたり」のご本に、「神様、ご先祖様にあまえていいですよ」と書いてありました。

 

神様、先祖さまにもっと甘える

私の子ども時代にはどこの家にも神棚や仏壇がありました。

「おはようございます」「おやすみなさい。今日も一日ありがとうございました」と、何かにつけて当り前のように手を合わせていました。

今は、神仏を祀っていないご家族も増えていますが、神仏とのかかわりは忘れてはいけないと私は考えています。

可能なら地域の氏神様へ出かけていってお札をいただき祀ってほしいのですが、難しい場合は心の中で語りかけるだけでもいいのです。

神様を信じて手を合わせ、自分を信じて懸命に努力する人は神様に信頼されます。

毎日神様を敬い、感謝し、夢を語りかけていれば、苦しい時に甘えたり愚痴ったりしても神様は怒りません。

ただし神様に甘えた分、自分もしっかり努力をしなければなりません。

お願いするときだけ近づくのではなく、つねに神様に語りかけ、距離を変えずに付き合う人が神様から信頼されるのです。

 

 

人間関係と同じですね。

 

お守りなど自分の心のよりどころとなるようなものがあるなら、それを部屋のどこかに置いて、そのスペースで神様に語りかけてもいいでしょう。

神仏やお守りなどをお祀りするのは、北西方位が良いです。

難しければ、神仏の背中を、西か北に向けてお祀りしましょう。

人は西や北を向いてお参りするわけです。方位は大切なので、気を配りましょう。

毎日距離を変えずに、敬い感謝しながら語りかけよう

参考:幸せを呼ぶ日本のしきたり 著:康光岐さん

 

ありがとうございます。

半夏生は半分夏が生まれると書きます。

1年のちょうど半分が過ぎて折り返し地点を過ぎました。

これから本格的な夏を迎える後半に入ります。

そこには、これまでの半年間の無事に感謝して次の季節を乗り越えようとする昔の人の知恵が感じられます。

神さまに感謝して、ご先祖さまを敬い、そして甘えて。

これからの半年も素敵な毎日を過ごしていきましょうね。

 

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

神さま、ご先祖さま、いつもありがとうございます。これからも宜しくお願いいたします。

 

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