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今日は二十四節季の「寒露(かんろ)」 秋の深まり 釣瓶落とし

寒露のころ

こんにちは。

今日は二十四節季「寒露」、旧暦の9月15日。
七十二候では「鴻雁来る(こうがんきたる)」。

寒露とは、露が冷たくかんじられてくるころのこと。
空気が澄み、夜空にさえざえと月が明るむ季節です。

通り道から金木犀の強い香がしています。
金木犀を知らなかった頃は誰かが香水をまいているのかと思ったほど。

鴻雁来る

ツバメが南へ行ってしまい、寂しくなったなと思う頃、ちょうど入れ替わりにやって来るお客さまが冬鳥。
遠くシベリアやカムチャッカから渡ってくる渡り鳥です。
冬鳥は美しい羽を持つものが多いのですが、繁殖期以外は地味な色をしています。
カモの羽がきれいで鮮やかな色になってきた、と感じればそれは冬が近づいてきた証拠。
羽色で季節を教えてくれる鳥なのです。

こんなふうに季節はいろいろなところにしるしをつけます。
それを探すのがとても好きです。
探すのが好きというよりは、偶然気がついてびっくりするのが好、といった方がよいかもしれません。
まだまだしらない、言葉にしていない事柄がたくさんあるはずです。

 

雁渡し

晩秋、雁が海を越えて渡ってくるころに吹く北風が、雁渡し。
また青北風(あおきた)とも呼ばれます。
灰がかった曇り空と、冷たい北の海の間を、渡り鳥が群れをなして飛んでくる姿には、その懸命さにはっとさせられますね。

釣瓶(つるべ)落とし

秋が深まり、日が傾いてきたかなと思うと、あっという間に空が茜に染まり、日が沈んでしまいます。
釣瓶落としとは、そんな秋の夕暮れをいうことば。
釣瓶とは、井戸の水を汲み上げる滑車を使った桶のことですが、日の沈む早さを、井戸の底へ釣瓶がサーっと落ちていくようすにたとえます。
一散に家へ帰った幼い日の記憶に重なるように、真っ赤な夕焼には胸を締め付けるほろ苦さが。

 

新そばの季節

寒露のころ、朝晩の寒さが身にしみるようになれば、待ちに待った新そばの季節。
豊かな香りで歯ごたえよく、つるりとしたのど越しは、日本人が培ってきた繊細な美意識の結晶です。

新そばは最初は水で、つゆで、そして薬味に凝って。
しょうが、みょうが、わさび、ねぎ、のり、大根おろし、七味唐辛子。
薬味には食欲を刺激し、そばの味を引き立てるだけでなく、毒消しや、栄養素を補ったり九州を高める働きもあります。

ありがとうございます。

美味しいものがいっぱいで、それだけで幸せいっぱいです。
他にも蕪、栗、鯖など大好き!

蕪はアクがなく、白く美しい肌をいかして浅漬けに、飾り切りして甘酢に付けて菊花蕪に。
おろした蕪を魚の切り身などとともに蒸した「かぶら蒸し」は寒い時期のごちそう。
根よりも栄養価が高い葉も、浅漬けや炒め物にして残さずいただきたいもの。
葉をつけたまま保存すると根から水分を吸収して「ス」が入る原因に。
葉と根を切り分けて、冷蔵庫で保管しましょうね。

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
10月は何といっても新米、神嘗祭に神宮に奉納されます。行きたいな神嘗祭。

 

参考
本:「日本の七十二候を楽しむ」著:白井明大さん
本:「歳時記のある暮らし」著:坂東眞理子さん

 

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