「木枯らし1号」 季節を表す言葉はいろいろありますね

冬の季節の言葉
こんにちは。
22日に木枯らし一号が例年より23日も遅く吹いたそうです。
季節に関する言葉はたくさんあり、独特の深みがあります。
この時期、晩秋から冬にかけての代表的な季節の言葉の一つが「木枯らし1号」、そしてもう一つは「冬将軍」があります。
それぞれ聞いたことはありますが、「どういう意味?」って聞かれると「ん・・・?」ってなりませんか。
今日のお勉強は「木枯らし1号」と「冬将軍」について。
木枯らし1号
この時期、立冬を表現するのが「木枯らし1号」です。
気象庁が用いる用語で、日本の太平洋側地域で最初に吹く最大瞬間風速8メートル以上の風を言うそうです。
木枯らし1号が吹くことで、東高西低の冬型の気圧配置になり、冬が到来します。
対象地域は関東地方(東京)と近畿地方(大阪)のみだそうです。
そして、関東地方と近畿地方の木枯らし1号の日が違うことが多いぐらいです。
ちなみに、
関東地方 近畿地方
2015年 10月24日 10月25日
2016年 11月 9日 10月29日
2017年 10月30日 10月30日
異常気象が発生すると、木枯らし1号が吹かないと年もあるそうです。
そして、木枯らし2号、3号と台風のように続くことはないそうです。
知らなかった。
関東地方と近畿地方だけなんですね。
それでは他の地方では「木枯らし1号」と聞くことはないのかな?
「木枯らし1号」が吹いたと聞くと本格的な冬の訪れを感じてしまいますね。
冬将軍
「冬将軍」って聞くだけで、身体が寒くてかじかんでしまいませんか。
凍えそうな感じ。
それもそのはず、冬将軍の由来はご存知の通りナポレオンにあります。
1812年にモスクワに遠征した連戦不敗のナポレオンが、この年の夏、約70万人の軍を率いてモスクワに軍を進めました。
しかし、厳しい冬のために劣勢になり撤退を余儀なくされました。
この時、英国の新聞がこの厳冬を「general frost」と表現したのが冬将軍の始まりでした。
冬将軍ということばは木枯らし1号のように、「冬将軍がやってきました」と発表することはありません。
冬になると日本列島に南下してくるシベリア寒気団のことをいいます。
冬将軍の到来で、日本海側は降雪、太平洋側は寒くて乾燥した風が吹くことが多くなります。
ありがとうございます。
ぴゅう、と冷たい北風が強くなり、木々の葉を完全に吹き飛ばして裸のぼうにしていきます。
枝と幹だけになった木々は寂しげですが、その代わりに葉が生い茂る季節には見えなかった景色が立ち現れて、空が広く見えるようになります。
昔はよくみた、落ち葉を集めての焚き火。
「寒い寒い」と外で鼻水たらして遊んでる子供たち(私もその一人)が集まってきたものでした。
そして焚き火といえば「焼き芋」。
楽しくて美味しかった思い出ですね。
でも、今では自治体ごとで違いますが、基本的に焚き火は禁止のところが多いですね。
これは、ダイオキシンの問題が取りざたされてから、そして住宅密集地の都会では近所迷惑から。
もちろんよくわかります。
でも、これらは、現代人のマナーの悪さと文句を言った人の勝ちが優先されてませんか。
なんか違うような気がするな。
今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
大阪に万博が決まっておめでとうございます。
でも、本当に今大切なことを万博で伝えてくださいね。
経済効果がどうのとか、海外からこんなに多くの人が来ました、等ではなく、これからこの星「地球」が本当に必要とされること、しなければならないことをしっかりと世界に伝える会であってほしいです、いや、そうでなければならないと思います。
参考:「知のソムリエ」のHP