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日本の七十二候「蚯蚓出」

日本の七十二候「蚯蚓出」(みみずいづる)

こんにちは。

今日は、日本の七十二候「蚯蚓出」。
蚯蚓(みみづ)が地上にはい出る時期ということです。
蚯蚓という漢字はじめて知りました。
虫偏に丘と引、なんとなくなるほどと。

それではどうして「みみづ」というのか。
「目見えず」が「みみず」の語源だとか。
光を感知し常に暗がりへ進む性質を持っているのがみみづ。

ありがとうを世界中に
Arigato all over the World

みみづと土壌

ダーウィンは晩年をミミズと土壌の研究に捧げ、ミミズが土のない石の上に数十センチの土を作り出す様子を長い年月をかけて観察しました。
ミミズは窒素やリンを含む栄養豊富な糞をせっせと排泄し、その糞はさらに小さな微生物たちの格好の住処となります。
また土中を活発に動き回ることで土をやわらかく耕し、通気性をもたらすことから、日本では「自然の鍬」と呼ばれていました。アリストテレスは「大地の腸」と名づけ、英語名ではearth worm(地球の虫)です。

春に孵化するミミズは夏に活動期を迎え、地上に這い出てくることが多いためか、5月の七十二候にあげられています。
ミミズは土壌の豊かさを象徴する存在であり、昔の人にとって田畑を耕す小さなミミズ(自然の鍬)をみることにささやかな喜びがあったのではないでしょうか。
もしミミズをみかけたら、太古の時代から連綿と続く、長い長い土の物語を感じてみてください。
(文:和暦コラムさんより

土の始まり

和暦コラムさんの素敵なお話しをもうひとつ。

草も木も持ちたる性のままにして よく育つるを真土といふ 『会津歌農書』

土の中の小さな虫や微生物たちは、腐葉土や動物の死骸をゆっくりと分解し、冬の間も土を作り続けています。
健康な土にはわずか1グラム中に1億もの微生物が棲んでいるのだそうです。
土は本来、さまざまな植物や動物たちの亡骸。
命のリレーが積み重なってできたものであり、生と死が混在する命の塊です。

かつて地球上に土は存在しなかったのだそうです。
海と岩とわずかな砂地があるだけでした。
最初の生物は海から生まれ、陸に上がっていきました。
そして岩のすき間に根を張った最初の原始植物があったと考えられています。
その植物の死骸が次第に積み重なって岩の上に土を作り、その土の上に少しずつ他の植物が誕生し、長い年月をかけて山になっていったと考えられています。
山ができてはじめて、川が生まれたのです。

明日は母の日

明日は母の日ですね。
母の日といえば、カーネーション。
聖母マリアが、十字架にかけられるキリストを見送りながら流した涙。
その後に咲いた花がカーネーションだといわれています。
そこから、キリスト教では母性愛の象徴とされているそうです。
日本には江戸時代に伝わりましたが、アメリカで始まった「母の日」のシンボルとして広く愛される花になりました。

ありがとうございます

和暦コラムさんの素敵なお話し、考えてしまいますね。
人間がたかだか2,000年くらいの間なのに、何億年とかけて作られてきたものを我が物顔で破壊していく。
しょうがないこと?
当たり前のこと?
感謝してますか?

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
人間とは何でしょうね。本当に大切にしないといけないことは?

この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.

#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld

 

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