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陽子の旬をいきる ~和食の暦~冬至

~和食の暦~冬至

こんにちは。
寺内町処の女将、陽子です。
#旬のひとさら

ありがとうを世界中に
Arigato all over the World

 

四季を感じる食材で、旬の味覚を再発見。
一汁三菜を発酵調味料で組合せたメニューをご紹介

 

◆二十四節気  冬至

大雪から冬至へ変わります。
暦の上では冬の半ばで冬至日を境に少しずつ日は長くなるとは言え、「冬至冬なか冬はじめ」という言葉があるように、寒さはむしろこれからが本番です。
気候は冬至を過ぎる頃からますます寒くなり、年末の慌ただしさもあり体調を崩しがちな時期。
そのため、冬至日には栄養価の高いかぼちゃを食べ、ゆず湯に入り体を温め、本格化する冬を前に無病息災を願います。コロナウイルスに打ち勝つためにも免疫力を高めましょう。

 

なんきんのいとこ煮

材料を煮えにくいものから順にお鍋に入れて煮込んでいくことから、「おいおい煮る」を「甥甥」にかけ、すなわち「いとこ」と名付けられたそうです。
ビタミンやカロテン、ミネラルなど豊富に含むかぼちゃは「補気」、五行では脾土に属するので気を補い体力を増強 心肺機能、黄色くて甘い食べ物は胃腸機能など臓器の働きをよくします。
今回のいとこさんは #熊野出会いの里 さやかさん自家製の黒小豆。冬は黒いモノ。

 

にんじんと大根のなます

根菜類の食べ合わせで、ニンジンと大根は良くないと言われます。
ニンジンのアスコルビナーゼという酵素が大根のビタミンCを壊すという理由によるものだそうです。
紅葉おろしとして、一緒に混ぜて食べるのはあまり感心する食べ方ではないですが、「なます」にして食べる、煮物に合わせるなど、酵素の働きを抑えるようにして食べると問題なく食せます。

ぎんなん

栄養価の高いぎんなんにはでんぷん、カロテン、ビタミンCや骨を作るのに欠かせないミネラルを豊富に含んでいます。
しかしビタミンB6の作用を妨げるメチルビリドキシンという中毒物質が含まれており、食べ過ぎるとけいれんなどの中毒が起きるそうです。
特に幼児には解毒能力が弱いので注意が必要です。

 

豚肉のキンカンソテー

キンカンは皮ごと食べることができるので、ビタミンCを沢山摂る事が出来ます。
寒い季節、風の予防にも良いですね。そして塩麹と柑橘系で下味を漬けたお肉は柔らかくさっぱりといただけます。
甘露煮が有名ですが、お肉等と組み合せ幅を広げることができる柑橘系です。

 

うんどんと蓮根のすりおろし汁物

ビタミンCや食物繊維が豊富な蓮根はすりおろしてもシャキシャキ感が良い感じに残ります。
冬至の七種の一つであるうどんと組み合わせるのも美味しいです。

なっぱ飯

冬は大根や蕪に葉がついたまま沢山出回り余ってきます。
それを残さず利用しましょう。
フライパンで炒って軽く味を付けたものを熱々ご飯にまぜています。

 

豆乳寒天

大豆は「補気」。
そして豆乳には乳酸菌のエサとなるオリゴ糖が含まれているので、腸内の乳酸菌が増え、腸内環境が整うことで便秘が解消されます。
豆乳に含まれるたんぱく質を摂ることで筋肉が増えれば、基礎代謝量も上がります。
寒天の最大の特徴は、食物繊維が豊富なことです。
100%海藻からできているので、成分中のおよそ8割が食物繊維であるうえ、カロリーはほぼゼロ。
この食物繊維含有量は、全食品の中でトップです。
豆乳との組み合わせは健康面だけでなく、美容効果やダイエット効果も絶大です。

 

冬至に、縁起をかついで「ん」のつくものを食べることを「運盛り」といい、運を呼びこめるといわれています。
運盛りの中でも「ん」が2回つく食べものを「冬至の七種(ななくさ)」といい、昔から受け継がれる風習を楽しみながら冬至の訪れを感じてみましょう

季節を感じ、旬の食材でからだにやさしい事はじめましょう。
旬をいきる。
日本だからできる喜びです。

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この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.

#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld

 

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