和の散策 仏師 久保田唯心
先日、みやび流押絵四代目 小西聡甫さんからご紹介いただいた、久保田唯心さん。
お会いした瞬間、なんて素敵な人なんだろうって。
それもそのはず、仏師、仏様を彫られていらっしゃるんです。
”シアターテレビジョン「未来への伝統 ~木彫~ 久保田工房」 より”
『未来への伝統』第1回〜木彫〜(久保田唯心、御季代、唯阿)#
仏様を彫るって、どんな心境なのでしょうか。
一心不乱にといいますが、きっとそうなんでしょうね。
一心に刀を操って、仏様のお姿を彫りあげていく……
イライラしていた気持ちもいつしか静まり、和やかで平穏な気分に満たされる。
そのひとときこそ、充実感とやすらぎに包まれた至福の時間なのでしょう。
”シアターテレビジョン「未来への伝統 ~木彫~ 久保田工房」 より”
4回にわたり紹介されている、素晴らしい番組です。是非、ご連絡ださい。
ナイフで鉛筆が削れれば仏像も彫れると聞かされて、いつかは私も彫ってみたいです。
仏像彫刻とは、千数百年の歴史の中で、日本独特の姿を創り上げており師匠から弟子へ、
何世代もの間、その努力と工夫が積み重なり、今の姿が完成しているのでしょうね。
以前、春日大社の宮司をされていた叔父のお話を思い出しました。
「宮司になって初めて「神」という字を大きな半紙に書いた時、筆が動いていくんだよ
心を込めると神さまのお導きで、字を書かせていただけることができるんだ。」と。
きっと仏像を彫るときも、「仏様を彫らしていただくなんて、ありがたいことです」って心から感謝しながら木と向かい合うと
木の神と天の神がお導き下さり、彫らしてくださるのでしょうね。
”シアターテレビジョン「未来への伝統 ~木彫~ 久保田工房」 より”
「木」に「気」をこめて彫る。
「き」という文字には、はかり知れないエネルギーがひそんでいるのでは。
久保田様と改めてお会いさせていただき、いろいろなお話をお伺いしたいです。
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