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和の心 自然の力にゆだねる

 

 

悩み悩んで心揺れに揺れる、そんなある日、道を歩いていたら雄大な山が見え、そこで立ち止り自然と山に向かって手を合わせる。

人にはいえずひとり悩み苦しんでいる時、どこかからか心地よい風を感じて、清々しい一瞬が訪れます。

心が解放されゆったりとした時間に、自然の中にある名も知れぬ神さまを感じ、気持ちを落ち着け人生の軌道修正をしてきました。

当たり前ですが、悩んでいる時には何も感じずにただ悩むだけ。

五感を刺激する自然の姿も映らず感じることもできません。

悩み苦しみはやがて身体を蝕みます。

生きていることすらも定かでなくなり、ただ辛いだけになってしまいます.

悩みは誰にでもあるごく当たり前なことです。

時が何とかしてくれる、なんとかならなければそれまでのことです。

朝が来て夜になり、一日が終わりまた朝が来る、自然の営みにそって、時の流れに身を任せながら生きていくしかないと、気づけばいいのです。

昔は自然ほどありがたいものはなかったと思います。

大きな自然を受け入れ、自分の中に生きている、その当たり前のことに感謝して生きてきたのです。

冬の神さまが春の訪れを告げる桜を、色鮮やかに見せるように、悩みは次の喜びを際立たせるのです。

(文:「心の荷物をおろす場所」丹生川上神社末社宮司皆見元久著)

 

美空ひばりの唄にもありましたね、「川の流れに身をまかせ。」

そのように生きていきたいものでね。

 

 

 

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