俳句で有名な句と聞いて浮かぶもの
俳句で有名な句と聞いて浮かぶもの
こんにちは。
詠みやすくて覚えやすい俳句。
俳句で有名な句ほど、子供の頃に教わった俳句は忘れずに覚えています。
小林一茶や松尾芭蕉など、名前を聞いただけでコレだ!と思い出せる俳句は有名なものばかり。
好きな句を挙げていくと、同じ俳人の句だったということもありますよね。
どんな俳句が有名なものとして強く印象に残っているでしょうか。
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印象に残ている俳句
雀の子 そこのけそこのけ お馬が通る
俳句で有名な俳人と言えば小林一茶。 とてもリズミカルに詠み易く、かわいらしい春のひと時を感じます。 道端で遊んでいる雀に、馬が通るから危ないぞと教えている句ですが、馬についての解釈が大名行列の馬や子供たちが遊んでいる竹馬だという解釈も。 一つの俳句から物語が何通りも生まれる素晴らしさが、この句の良さではないでしょうか。 どの解釈にも共通するのは、雀の子への思いやり。 声を聞いて、慌てて羽ばたく雀が想像できますね。
やせ蛙 負けるな一茶 これにあり
この俳句も有名な一茶の句になります。 病弱だった生後間もない赤ちゃんとお寺を訪れた際に見た、池のヒキガエルの合戦を詠んだものと言われています。 その後、赤ちゃんはあの世へと旅立ちましたが、痩せたひ弱なカエルを、わが子に置き換えて応援しているようで、詠まれた背景を知ると胸が苦しくなりますね。 頑張れと応援する一茶の力強さと優しさは、この俳句の中から伝わってくるようです。
古池や 蛙飛び込む 水の音
松尾芭蕉の俳句として、何度も耳にしたことのある有名な句ですよね。 この俳句が有名になったのは、蕉風俳諧の始まりの句だったからとも言われています。 詫び寂があり、軽いのに奥が深いといった俳句に衝撃を受けた詩人も多く、この句の解釈は意見が分かれてしまうことでも知られるほど。 ここに出てくるカエルは、ツチガエルとの説があります。 目を閉じて、池の方へと耳を傾けたくなりますね。 この俳句の世界には、どのようなイメージを思い浮かべますか。
夏草や つわものどもが 夢の跡
こちらも松尾芭蕉の俳句で有名な一句ですよね。 奥の細道の旅で、奥州の平泉に立ち寄った際に生まれた作品です。 昔は、藤原氏が討伐軍と戦ったこの地も、今では何もない場所に夏草が生い茂っているだけの場所になってしまったという、哀愁漂う一句になっています。 戦いながら栄光を願っていた武将や兵士の夢も、今では何も残らない地へとなってしまった虚しさや儚さを感じますね。
柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺
この俳句は有名な俳人、正岡子規が詠んだ句です。 正岡子規は20万句を世に出し続けた人物ですが、柿好きの子規らしい一句だと言われています。 和歌や連歌に「柿」を用いた題材がないことに気付き、それならば…という思いで詠んだ柿を用いた俳句も多く残されています。 法隆寺を訪れた際の茶屋にて柿を食べていたら、法隆寺の鐘が鳴ったという、ちょっと一息つきたくなる秋の季語を用いた一句。 実は、法隆寺で実際に起きた出来事を詠んだのではなく、想像の中の俳句なのですが秋を感じますよね。
菜の花や 月は東に 日は西に
この俳句は、有名な与謝蕪村の作品です。 黄色い絨毯のように広がる菜の花に、日が暮れる頃の風景を詠んだものですが、とても幻想的な風景です。 このような風景を見ることが出来るのかと言えば疑問が残りますが、想像することが大切ではないでしょうか。 蕪村の作品には菜の花を詠んだものがありますが、月と太陽を用いたこの作品は、子供の頃の自分に出会えたような気持ちになりますね。
ありがとうございます
俳句で有名な作品はイメージしやすいですね。
俳句で有名なものは、数えきれないほどたくさんあり、いろいろな気持ちが込められています。
遥か昔に詠まれているものが、今でも共感できるというのも不思議な気持ちになりますね。
心に残っている俳句は、イメージしやすく共感できる作品ばかりです。
有名な句の意味を、もう一度深く考えてみると面白といですね。
今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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俳句を詠む時に意識しておきたいことは
この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.
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