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「事始め」「年用意」 「松迎え」「トシの神」 年末年始の言葉はたくさん

 

年末の風物詩

こんにちは。

今年も残すところ、後二日となりました。
年の瀬を迎え、なにわの台所「黒門市場」では正月用の食材を求めて多くの人でにぎわっていることでしょう。
紅白幕や提灯が飾られ迎春ムードの中、店頭にはカニやカズノコが並び、「いらっしゃい、安いよ!」の威勢のいい掛け声がとんできます。
年末の風物詩を外国人も楽しんでいます。

大掃除のお家も多いのではないでしょうか。
お父さん、お母さん頑張ってくださいね。

 

「事始め」「年用意」

新年を迎えての、祝の準備をすることを総称して「年越し」といいます。
正月を祝う習慣は世界中にありますが、日本ほど、この準備に力をいれていた国もないといわれています。
まず、十二月十三日を「事始め」といい、大掃除をします。
汚れた場所で準備するわけにいかないと考えられ、早くに行われました。

天井などの煤(すす)払いのように、先に葉のついた竹竿を「煤竹」といい、「煤竹売り」の売り声が聞かれるのが、江戸、明治、大正時代、「事始め」の風物詩といわれていました。

「事始め」に始まる正月の準備を総称して「年用意」といいました。
「年用意」には、「松迎え」、「年棚」「注連縄飾り」「お節」「床飾り」「餅つき」「年越し」などがありました。

「松迎え」「トシの神」

新しい年の干支(2019年は己亥(つちのとい)にあたる男を「年樵(としきこり)」といいます。
「年樵」が山に入って門松用の松の木を伐ってくることを「松迎え」といいました。
農耕民族である日本人は、一年の耕作と収穫を守る神を「トシの神」あるいは「お正月さま」とよび、正月三が日、この神が門松を伝わって降臨すると信じられていました。

 

ありがとうございます。

世界遺産の薬師寺(奈良)では昨日、金堂の国宝「薬師三尊像」などを清める「お身拭い(おみぬぐい)」が行われました。
読経が続く中、僧侶と奉仕の学生ら50人が餅つきの残り湯に浸した布を用い、薬師如来座像と日光・月光両菩薩立像のほこりを落としました。
輝きを取り戻した仏像に合唱。
「自分の心も現れたような気持ち」になりますね。
(文:産経新聞「チャイム」より)

冬将軍、寒波が来ています、日本海側で豪雪とのこと。
年末年始を故郷で過ごそうと帰省ラッシュ。
電車の遅れは大丈夫でしょうか。
わが家は娘夫婦は明日帰ってきてくれますが、息子夫婦は仕事で帰れないとのこと。
残念。

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
家族みんなが一緒に年を越し新年を迎えられる、これ以上の幸せはないですね。

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