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満喫~☆ 鶴屋南北、夏歌舞伎!           

 

 

ときめき☆平成歌舞伎、第54回

満喫~☆ 鶴屋南北、夏歌舞伎!

 

こんにちは。安積美香です。

 

あぁ~~~。夏が終わってしまうぅ~~~。

たぶん、暑さにうんざりされている方の方が多いと思うのですが、

わたくしは、汗疹ができても体調をくずしても夏が好きなんです!

今年の夏、やりきれなかったこと…あるなぁ。

というか、原稿も書いてなかったー!(焦)

ツアーが終わって、ぼーーーっとしてました。

 

何、書こう…

ネタがない(焦)

 

 

■素敵に南北日和☆

 

江戸の有名な狂言作家、鶴屋南北。

「東海道四谷怪談」のお岩さんは、歌舞伎をご存知ない方でも

名前くらいは、知っているハズ!

 

関西では、なかなか鶴屋南北の作品を観られません。(土地柄)

それなのに今年の夏は、

7月に「盟三五大切」、8月に「東海道四谷怪談」を観ることができました!!

 

 

ご覧になった方~?

じめ~っとした夏に、胆つぶされた方もいらっしゃる?

 

わたくしは、目の前で次々と起こっていく惨忍で悲しい出来事を

固唾をのんで瞬きもせず、じーっとみつめておりました。

どちらも、熱演で大感動! 少し違う胆をつぶされてしまいました。

 

「素敵に真っ暗闇」「素敵に汚れている」「素敵に震えているぜ」とか

台詞に「素敵」が連発!

当時、「素敵」が流行ってたんですね~。

 

そして、そして、

「南北の夏歌舞伎に絶対欠かせない!」と、

わたくしが勝手に思い込んでいるのが、「湿度」!

 

嫌われ者の湿度ですが、

仁左衛門さんの熱演が、心に沁みるのは

「肌にまとわりつく湿度があるから!」と、勝手に思い込んでいます。

 

ありがとう! 湿度!!

日本の夏に、湿度があってよかった♪

 

ということで、南北の夏歌舞伎を観劇する湿度が高い日を

「南北日和」と(勝手に)命名しました~☆

 

今回も、突抜けて歌舞伎バカです。(恥)

すみません。。。

 

 

■鶴屋南北って、どんな人?

 

七月大歌舞伎観劇ツアーの事前勉強会「ときめき☆平成歌舞伎塾」を開催しました。

そこでも、鶴屋南北について少し触れたのですが

せっかくなので、たまには真面目な原稿でも書いてみようかしら。

 

鶴屋南北さんは、5人いらっしゃいます。

「東海道四谷怪談」や、「盟三五大切」を書いた人は、四代目さん。

一番有名で、「大南北(おおなんぼく)」とも呼ばれるそうです。

 

江戸日本橋生まれ。

実家は染物屋。

近所が芝居小屋だったので、幼いころから入り浸っていたそうな。

結局、家業は継がず狂言作家へ弟子入り。

長~い下積みを経て、一人前になったのは49歳!

 

名前もいろいろ変わって、

「鶴屋南北」と名乗ったのは、57歳!

ちなみに「鶴屋南北」という名前は、

三代目まで狂言作家の名前ではなく役者の名前でした。(へぇ~!)

 

「東海道四谷怪談」「盟三五大切」は、71歳の作品。

75歳でお亡くなりになるまで現役。

最後の作品を書き上げ、公演中に亡くなったそうです。

その遺作は「金幣猿島郡」。

五月花形歌舞伎(猿之助さん)で観ましたね!

とっても、パワフルで情熱的なおじいちゃんだった! すご~い!!

 

南北の作品は、「新」がいっぱい。

早替わり、宙乗りなど「ケレン」と言われる派手な演出。

「怪談物」、「生世話物」という新しいジャンル。

「色悪」、「悪婆」など悪事をなんとも思わない人物。

 

これには、「江戸時代終盤」という時代の影響も大きくあるようです。

武士の権力は衰え、町人の力が強くなってきました。

西洋の物が少しずつ入ってきて、これまでと同じではつまらない。古臭い。

芝居にも新しいもの、刺激を求められていたようです。

 

武士嫌いだったとのウワサも。

「赤穂浪士」=「英雄」「義士」の世の中で、

「赤穂の侍の中にも、悪い奴はいたのさっ。」と、書いたのが「東海道四谷怪談」。

ホント、チャレンジャーですよね。

 

真夏、芝居小屋が一番客入りの悪い季節。

「どうにかしなければ!」、と書いた「東海道四谷怪談」。

蓋を開ければ7月26日~9月15日のロングヒット!

尾上菊五郎が9月に上方へ上ることが決まっていたので、

旅立つギリギリまで公演したようです。

 

で、菊五郎の抜けた9月25日から上演されたのが「盟三五大切」でした。

 

 

■今年もう一回、南北が楽しめる!

 

9月30日から、シネマ歌舞伎で

「NEWシネマ歌舞伎 四谷怪談」が上演されます!!

 

 

串田和美監督。

昨年6月のコクーン歌舞伎で上演されたものを

さらに、映像を加えて映画化。

串田監督ならではの四谷怪談です。

 

9月末は、きっと湿度は低いですね。。。

カラッと秋晴れの四谷怪談。非南北日和。

そのギャップも良いかも!

 

 

◆ 今、観たい! もうすぐ観られる!! 公演情報 

■9月

九團次の会【ロームシアターサウスホール:京都】 9/28(木)

チケット発売中:

秀山祭九月大歌舞伎【歌舞伎座:東京】 9/1(金)~25(月)

チケット発売中:http://www.kabuki-bito.jp/ticket.html

松竹大歌舞伎 西コース【巡業】 8/31(木)~9/25(月)

チケット発売中:http://www.kabuki-bito.jp/ticket.html

■10月

芸術祭十月大歌舞伎【歌舞伎座:東京】 10/1(日)~25(水)

9/12チケット発売:http://www.kabuki-bito.jp/ticket.html

スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)ワンピース【新橋演舞場:東京】 10/6(金)~11/25(土)

チケット発売中:http://www.kabuki-bito.jp/ticket.html

10月歌舞伎公演【国立劇場:東京】 10/3(火)~27(金)

チケット発売中:http://ticket.ntj.jac.go.jp/

錦秋名古屋顔見世【日本特殊陶業市民会館ビレッジホール:愛知】 10/1(日)~25(水)

チケット発売中:http://www.kabuki-bito.jp/ticket.html

 

 

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「和の素敵」へご連絡ください。

info@wanosuteki.jp

 

 

 

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