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神前結婚式とは

 

こんにちは。

 

「私と貴方と、この天之御柱を廻って結婚しましょう。貴方は右から、私は左から廻って逢いましょう。」

こうして結ばれたのが伊弉諾命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)。

この日本神話の国生み・神生みの神話が、結婚式の起源とされています。

結婚式!

今は、ウエディングドレスにバージンロードが人気のようですね。

仲人さんはなしで、人前結婚式も多くなっているとか。

でも、私は神前結婚が大好きです。

白無垢に角隠しと綿帽子、豪華な色打掛と三々九度の盃に玉串拝礼。

みなさまはいかがですか。

今日は、神前結婚式について、「神社年間2017年」より。

一緒に楽しみましょうね。

 

神前結婚式

 

「神前結婚式」は神話の時代から連綿と繋がっているものではありません。

神道の方式で行われる結婚式ですから、その底流で繋がっているとも言えますが、現在の神前結婚式の形式ができたのは比較的新しい時代です。

明治33年(1900年)4月に「皇室婚嫁令」が公布され、同年5月、皇太子嘉仁親王(大正天皇)と公爵九条通孝の四女節子さまとの婚儀が、宮中の歴史において初めて皇居内の賢所(かしこところ)の神前で行われました。

それを知った国民の間に同様の神前結婚式を挙げたいという気運が高まってきました。

これをきっかけとして、明治34年3月3日に日比谷大神宮(現在の東京大神宮)が一般の人々に向けた模擬結婚式を行いました。

大正天皇の結婚式を原型にして様式を定めたものです。

その結婚式が人々の関心を集め、神前結婚式が広がりました。

大正元年に発表された夏目漱石の小説「行人」にも、日比谷大神宮の結婚式の様子が克明に書かれています。

それまでの結婚式は家庭内で行うのが一般的でした。

 

 

神前結婚の式順

 

神前結婚式とはどのように行われるのでしょうか。

神前結婚は基本的に親族で行うことが一般的です。

そして神前に入るところから、儀式が始まります。

まず、「参進の儀」として、厳かに雅楽が奏でられる中、巫女に先導されて新郎新婦、媒酌人、両家親族、最後に斎王(神職)の順に本殿へと向かいます。

参列者が一列になって神殿へと向かう「花嫁行列」です。

入場後は座る位置は、神前に向かって右側が新郎側の親族、左が新婦側の親族です。

その後、新郎新婦が巫女に先導されて入場します。

そして斎主が祓詞(はらいことば)を述べ、新郎新婦と参列者は心身を清めるためにお祓いを受ける「修祓の儀」が行われます。

ここから、いよいよ結婚式の始まりです。

一同、起立し、斎主に合せて拝礼。

はじまりに際して神様にご挨拶します。

そして斎主がふたりの結婚を神様に奉告する祝詞を読み上げる「祝詞奏上」です。

祝詞は祭儀の目的や内容、祈願などを伝えるため、神職が神さまに伝わる古い大和言葉で奏上します。

神様への祝詞が終わると、夫婦の契りを結ぶ「三献の儀(さんこんのぎ)」。

契りが結ばれた後は「誓詞奏上」、新郎新婦、自らが神様の前に立ち、これから夫婦として歩む誓詞(誓いの言葉)を奏上します。

この誓詞は祝詞と違い、現代語で行われます。

新郎自らの言葉で奏上します。

式の後半になると「巫女舞」の奉奠(ほうてん)が行われます。

これは神様に巫女が舞を捧げて喜んで頂き、新郎新婦や親族に一層祝福していただこうというものです。

この後に玉串を神に捧げる「玉串拝礼」です。

榊の枝に木綿(ゆう)や神垂(しせ)を付けた玉串は、奉納する人の真心をさし止めたものとされています。

玉串を神前に捧げ、最後に二礼二拍手一礼を行います。

そして、「親族盃の儀」。両家が親族となるときです。

最後に「斎主一拝」、斎主が式を取り納めたことを神に奉告して一拝します。

最近では「指輪の交換」も行われます。

各神社によって作法が異なることもありますが、いずれにしても、神社では丁寧に作法などを教えてくれます。

(文:神社年間2017年:編集長 竹森良一さん)

 

ありがとうございます。

 

神前結婚式は明治の終わりに始まり、広がってきたのですね。

それまではお家での祝言祝宴がほとんどでした。

しかしいつの頃からか、教会やホテル、はたまた専門の結婚式場での結婚式が多くなり、神前結婚式はほとんどなくなってきました。

しかし、最近は神前結婚式を挙げる人が16.7%と、6年前からほぼ倍増に増えてきたそうです。

挙式形式として神前結婚式を選んだ人にその理由を聞いたところ、31.5%の人が「着たい婚礼衣裳」と答えています。

このように最近の神前結婚式の人気の高まりには、“和装への憧れ”があるのではないでしょうか。

とっても嬉しいことですね。

ウエディングドレスも素敵ですよ、でも、白無垢、絢爛豪華な色打掛もとっても素敵。

どちらにしても、結婚式は、神さま、ご先祖さま、親戚、そして両親に感謝の気持ちを伝える場だと思います。

「ここまで育てていただきまして、ありがとうございます。」と。

華やかな結婚式でなくても、何よりも大切なのは感謝の気持ち。

いつまでも、いつでも、どんな時でも感謝の気持ちを忘れずに持ち続けたいですね。

 

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

これからも浄住寺共々、宜しくお願いいたします。

浄住寺で寺婚もありかな。いいな!

 

参考
「結婚式」 白無垢と赤い打ち掛けのほんとうの意味。
白無垢 白と無垢 何よりも純真ですね。
「綿帽子」 「角隠し」どちらが好きですか。

 

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